葉山 いや、ふざけないですよ?
――例えばどんなおふざけを?
伊原 なんか、よく分からないんです。よく分からないことをずっとしてます。
葉山 自分でも何をしているのかよく分からないです。
伊原 でもそれがすごいツボにハマっちゃって、笑い過ぎてすごく苦しかったです(笑)。
――撮影中に見つけたお互いの意外な一面は?
伊原 意外とガラスのハートというか、繊細さんです。
葉山 もうそうです、僕めちゃくちゃ“繊細ちゃん”なんで。もう繊繊繊繊繊細なんで。
伊原 「みんなやろうぜ、ウェーイ!」みたいな掛け声を結構してくれて、グイグイ渦をグイグイ作ってくれる方なんです。でも大事にしたいシーンは本当に細かくいろいろ考えてて、セッションもちょっとさせていただいて。人間らしくてすてきだなって思ってました。
葉山 いやぁ~、なんかもう恥ずかしいというか、そこまで知られちゃったんだな(笑)。
伊原 5カ月一緒だったから。
葉山 そこはちょっと隠したかったところですね。
伊原 それが魅力的ですよ! どっちの面も!
――伊原さんの意外な一面はありましたか?
葉山 意外なところ…六花ちゃん、本当に笑わなそうだったのに、すっごい笑ってくれるところですかね。1日1回六花ちゃんを笑わせるミッションを勝手に作って、頑張ってました!
伊原 余裕なミッションでしたよね?
葉山 もう、余裕も余裕でしたね!
伊原 1日1回とも言わず、30回くらい。
葉山 よく笑うんだなとすごく思いますね。あと、六花ちゃんと感覚が似ているなと思いました。
伊原 それは思います! 撮影中、占いがはやって。
葉山 あったあった。六花ちゃんがめちゃめちゃ詳しくて、やってみようってなったんだよね。
伊原 よく当たる占いを3、4種類みんなでやったんです。葉山くんとだけ全部答え一緒だったんです!
葉山 その占いだけじゃないけど、「なんか似てるな」って部分は感じますね。たぶん六花ちゃんも繊繊繊繊繊繊繊細だと思うので(笑)。
伊原 兄妹みたいな感じですね!
葉山 お互い感じてる部分はありますね。
――葉山さんと伊原さんのW主演も、なるべくしてなったと?
伊原 そんな気がしています。初対面の本読みの時に「なんかいいな」って思いました。穂香と亮太って最初はそんなにいい関係じゃないのに、話すと会話のテンポがいい感じにハマって。「そうそう、このリズムだとやりやすいな」みたいなのがあったから。
葉山 やりにくかったらどうしようとか思ってたけど、全くなかったよね。
伊原 それが救いでした。
――そんなお互いに、今このタイミングで聞いてみたいことはありますか?
葉山 みんなで盛り上がってる時に六花ちゃんが1人でどこかに行った時があって、1人になりたかったんだろうなと。いつもうるさくしている僕がいて、ストレスだっただろうなって思って。今となっては、どう思っていたんだろうと気になりますね。
伊原 確かに1人の時間は欲しいタイプですけど、全然嫌だとは思わなかったですよ! 葉山くん、よく誰にもまねできない踊り方で「ジャンボリミッキー!」をずっと踊ってて(笑)。みんなもつられて踊るようになって仲良くなれたので、良いチームワークができたのは葉山くんの「ジャンボリミッキー!」のおかげです。
葉山 「ジャンボリミッキー!」の正規のダンスじゃないんですけど、自分を鼓舞するためにずっと曲をかけて踊ってました。みんなも一緒に踊ってくれてたんですけど、六花ちゃんだけどこかに行ってしまう時があったので…。
伊原 いやいやいや、そんなにないですよ!
葉山 「あの時はすみません…」って思ってます。
――伊原さんから葉山さんに聞いてみたいことは?
伊原 えっ、聞きたいこと!?
葉山 もうないでしょ?
伊原 もう全部知ってますよ~!
葉山 全部知ってるもんね!
伊原 …好きな色?
葉山 まじで!? 今それ知りたい!? 知ってどうするの!?
伊原 「あ~そうなんだ~」って思います(笑)。
葉山 黒です!
伊原 あっ黒! 分かりました。
――好きな色が分かってよかったです。ありがとうございました。
伊原 えっ、これ最後ですか!?(笑)
葉山 おいおい、なんちゅう終わらせ方をしてるんだ!(笑)
Profile
はやま・しょうの 1995年12月19日生まれ、大阪府出身。主な出演作にドラマ「未満警察 ミッドナイトランナー」(日本テレビ系)、「太陽の子」(NHK総合)、「鹿楓堂よついろ日和」(テレビ朝日系)、映画『太陽の子』など。
いはら・りっか 1999年6月2日生まれ、大阪府出身。主な出演作にドラマ「なつぞら」(NHK総合)、映画『地獄の花園』、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』、音楽劇『海王星』、『夜の女たち』など。
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文◎布澤奈々子