——dTV版の撮影で大変だったシーンは?
吉田:楓との卓球シーンが難しかったです。ラリーをしながらセリフの掛け合いをするんですけど、そもそもラリーができないものですから(笑)。まずは打つ練習して、次に打ちながらセリフを言う練習という感じで、仁にも付き合ってもらいながら、ひたすら練習しました。
鈴木:自分も、セリフを言いながらラリーするのは難しかったです。
——サウナのシーンも、熱くて大変だったのでは?
鈴木:実は熱くないんです。実際にサウナを借りて撮影しているんですけど、高温だとカメラが壊れてしまうこともあって換気をしながらやっていたので。だから、汗も実は全部シュシュシュッと(霧吹きの動作)付けたものなんですよ。汗を作るメークさんたちのほうが大変そうでした。
吉田 そうだったね。
——高校時代のシーンには、女子2人とカラオケに行くシーンもありました。
吉田:楽しかったね♪
鈴木:…………。
——M!LKで音楽活動をされている吉田さんらしく、歌のうまさが際立っていました。
鈴木:そうなんですよ。仁人がね、(うまさを)見せてくるんですよ。
吉田:見せてないよ! 僕は完全に和葉として歌ってますから!
鈴木:あれはちょっと和葉じゃない部分がありましたねぇ。ズルいです(笑)。
——今回共演して感じた、俳優としての吉田さんの魅力は?
鈴木:純粋で素直だよね。
吉田:僕が?
鈴木:うん。監督から言われたことをそのまま真っすぐに受け止めて、理解できないところも素直に表情に出る(笑)。
吉田:あはは、分かりやすい(笑)。
鈴木:大人になるとひねくれるところが出てくるけど、ずっと変わらない仁人の純粋さはある意味、武器になるんじゃないかと思いました。
——吉田さんから見た、俳優・鈴木仁の魅力は?
吉田:そもそも外見がカッコ良くて、フレームに入るだけで映える。あと、主役ということでセリフ量も膨大だと思うんですけど、常に周りに気を使える頼りがいのある座長だったなと思います。お芝居も、楓の心情がひしひしとこちらに伝わってくるんですよ。同い年ながらすごいなと思いましたし、本当に勉強になりました。
——最後に、dTV版の楽しみ方や見どころをお願いします。
鈴木:dTV版では、楓が和葉の前で素直な感情をさらけ出しています。特に本編の1、2話の裏側を描いている部分が多いので、照らし合わせて見ていただくと面白みが増すんじゃないかなと思います。
吉田:楓がずっと悩んでいたり、しょげていたりするので、「楓くん、暗っ!」っていう部分は見ていて面白いんじゃないですかね(笑)。でも、男って失恋すると意外とこうなってしまうのではないかと思うので、男性には共感してもらえる気がします。
鈴木:地上波版は恋愛要素が強いけど、dTV版は男同士の会話劇が多いよね。
吉田:確かに。ラフな雰囲気だから、スマホでも気軽に見られると思う。
鈴木:うん。楓と和葉の日常生活を切り取ったような新しい世界観があるので、dTV版単独でも楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。
PROFILE
すずき・じん 1999年7月22日生まれ、東京都出身。
よしだ・じんと 1999年12月15日生まれ、鹿児島県出身。
dTVオリジナルドラマ「モトカレ←リトライ ~カノジョが知らない僕たちの本音~」
前編配信中
6月2日深0.00から後編配信スタート
公式サイト:https://video.dmkt-sp.jp/ft/p0007968
Ⓒ華谷 艶・小学館/エイベックス通信放送
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