人情喜劇を得意とする大浜直樹が、自ら主宰する劇団LIVESで2015 年に上演した舞台『ROOTERS~応援者たち~』の脚本を一部改稿して7年ぶりに再演される。
本作は、まさに現代を生き抜く全ての人に向けた応援メッセージ。脚本の大浜がテレビドラマで培ったミステリー要素を多く含みつつ、得意のコメディーを軸に展開される。ものづくり計画としては今回が初の上演となる。
気になるキャストには南圭介、株元英彰、高田翔、緒月遠麻、須藤茉麻、古賀成美、野村宏伸らが名を連ねる。いずれもストレートプレイからコメディーまで舞台経験豊富なキャストがそろい、7年ぶりに上演される本作への期待が高まる。
上演決定に当たり、南、株元、高田からメッセージが届いた。
[南圭介メッセージ]
『ROOTERS~応援者たち~』星辰雄役で出演させていただきます。役との出会い、今回ご一緒する皆さまとの出会いに感謝しています。それぞれの”roots”(ルーツ)を持つ人達が、それぞれの”route”(ルート)に合わせたアプローチで応援していく。そして応援していく中で自分たちも成長していく。そこにエネルギッシュなスパイラルを感じました。言葉で、身体で、全力で伝える。鼓舞する。今の時代にこそ、とても大切な気がしました。この夏、我々は応援してくださる皆さまを全力で応援します。押忍。
[株元英彰メッセージ]
この後、この人たちはどうなるんだろう?と、この役もやりたい、あの役もやりたいと、結末にワクワクしながら台本を読んで涙したのは久しぶりでした。「ROOT(熱狂的に~)応援する」ROOTERSと、応援される人たちの物語。人間の弱い部分、強がり、人の優しさ、愛など、たくさんの感情が渦巻く人間のリアルを感じられる作品だと思います。登場人物の誰かしらの言葉があなたを応援してくれるはずです。作・演出の大浜さんをはじめ、初めましての方々ばかりですが、今から稽古が楽しみです。ぜひ、劇場に見に来ていただけたら幸いです。
[高田翔メッセージ]
こんにちは。今回ROOTERSで安井守役を演じさせていただきます、高田翔です。初演時の台本を読ませていただいた時、すてきな作品だな、心温まるなという感想と同時に、今この時期だからこそ響くものがたくさんあるなと思いました。まだまだ不安定な世の中で、気持ちがどこか弱くなってしまったり、生きづらさを感じてしまっている中、誰かの応援だったり、誰かを応援することによって上を向いて歩けている…。そんな気がして。だからこの作品を劇場でぜひ見ていただきたい、そう強く思いました。何げない日常の中でもいろんな人がいて、いろんな人生があって…そんな日常の尊さをすごく感じる作品だなと思いました。ぜひ、劇場でお待ちしております。
公演は7月6日(水)~10日(日)まで東京・東京芸術劇場 シアターウエスト、7月14日(木)広島・広島市南区民センターにて。