6人組コーラスグループのDEEP SQUADの新曲「変わりゆくもの変わらないもの」。グループ初となるCDが10月13日にリリースされた。
「変わりゆくもの変わらないもの」は、大ヒット漫画が原作の『劇場版抱かれたい男1位に脅されています。~スペイン編~』の映画主題歌に決定していて、ストーリーに寄り添った歌詞の世界観と切なくもはかないボーカルワークが魅力的な一曲となっている。
ーー「変わりゆくもの変わらないもの」ができ上がって、今の心境はいかがですか。
TAKA:最&高ですね! 立て続けのリリース、そして大きなタイアップもいただけて率直にうれしいです。
杉山:音源が初めてCDの形になるので、思い出に残ることは間違いないと思います。CD屋さんに並ぶなんて夢のようですし、どれだけの方が手に取ってくださるのかなというドキドキもあります。
YUICHIRO:この曲が主題歌の映画『劇場版 抱かれたい男1位に脅されています。~スペイン編~』はBLの作品なんです。以前もドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」のエンディングだった「Good Love Your Love」で海外の方にも注目してもらえたので、今回も世界に広がってほしいなと期待しています。YouTubeに上がっている予告編のコメントも評判がいいんです。
ーー制作のスタートは映画先行だったのでしょうか。
YUICHIRO:そうですね。まず映画のお話を頂いて、楽曲イメージを作家さんにお伝えして映画の内容に沿った内容に仕上げてもらいました。完成した映画はまだ見られていませんが、映画と一緒に楽しめる楽曲じゃないかと思いますし、原作漫画は読んだ後に何ともいえない気持ちになりましたね。それを自分の過去の恋愛などと重ね合わせて、共感できるところを歌に落とし込んでいます。
宇原:曲調のイメージをお伝えして制作していただきました。サビは好きじゃない人がいないんじゃないか、と思うほど良いメロディーラインになっています。初めて聴いた時からDEEP SQUADらしさも出せるし、チャレンジもできるなと予感していました。
ーーレコーディングの歌入れについてはいかがでしたか。
KEISEI:「切ない」だったり「はかない」という大きなテーマに対して、声色やマイクリレーのつなぎ方には特にこだわりました。つないでいくことが、6人で歌う時に一番大事なところですから。
杉山:そのつなぎ方でギャップが出過ぎると世界観が変わってしまうんですよ。誰の声質がその場面に合うのかと全員で話し合った結果、今の完成形が理想のものになっているのかなと思います。最終的には細かい微調整もあり、なかなか難しい歌割りになっていますね。プリプロの音源を聴いたら全然違う音源に聴こえるはずです。
比嘉:実際にレコーディングをしながらパートが変わっていくこともあります。もともとのイメージを共有しているので大きくズレることはありませんが、自分の前に歌っている人の声を聴いて、その雰囲気に合わせるように歌っていくことは重要ですね。
ーー初回生産限定盤では、それぞれのソロバージョンの歌唱も聴くことができます。こちらはどういう意図で収録されたのでしょうか?
TAKA:初のCDリリースということで、特別なものにしたいと思っていたんです。映画の主題歌で僕らを知る人も多いはずなので「個々がメインボーカルとして成り立っている」という強みを提示するには、これが一番よいかなと。初めて聴いた方もそれぞれの声が分かりますし。
比嘉:面白いことに完成版で自分が歌っているパートでも、ソロバージョンで聴くと違う歌い方をしているんですよ。それぞれの表現したい方法が違うので、別のストーリーになっているなと感じました。
ーー「YOLO」についてはいかがでしょうか。タイトルも気になります。
比嘉:「You Only Live Once(人生一度きり)」です。歌詞も恋の始まりのような内容になっています。「もっとこっち来いよ」とか「恋に落ちるまで俺を見てて」など、イケイケで自分に自信があるようなワードで女性を口説くような曲。今恋している人の背中を押すというよりも、引っ張っていく雰囲気ですね。
TAKA:「絶対手に入れてやるぜ」みたいなね。今の若い子は内気な子が多いからな…(笑)。攻めていこうよ、と。なかなか一歩を踏み出せない人もいると思いますが、恋に限らず挑戦に臆病になりそうな時に聴いてほしいです。
ーー前作の「Deja Vu」よりもアグレッシブなラップが入っているのもハイライトなのかと思います。
杉山:今回も僕と(比嘉)涼樹でやってます。この流れはこれからも定着するのかなと。あえてニュアンスを寄せずに、二人の個性が出る感じでやろうと話し合ってレコーディングに臨みました。
比嘉:耳に残る感じに仕上げられたと思ってます。(杉山)亮司がロー(低音)な感じでラップするので、コントラストが付くように僕は高めにいきました。自分たちの声の個性が分かりやすく出せたと感じていますし、メロディーのあるラップは自分に合ってますね。
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