来年5月に日生劇場にてミュージカル『四月は君の嘘』を上演することが決定した。本作は2020年7月に世界初演として上演予定だったが、コロナ禍で開幕目前で全公演が中止に。その悔しさを晴らすべく、出演予定だったメインキャスト6人全員が再集結し、ついに幕を開けることに!
原作は、TVアニメ版や実写映画としても大ヒットを記録するなど多くの人を引きつけてやまない新川直司の傑作コミック。単なる青春ラブストーリーではなく、音楽に引き合わされた若き音楽家の卵たちが大切な人との出会いと別れを通してその才能を開花させていく普遍的な人間愛と音楽の魅力が詰め込まれた作品だ。
ミュージカルとしてその魅力をさらなる高みへと誘うのは、『ジキル&ハイド』『笑う男The Eternal Love -永遠の愛-』『デスノートTHE MUSICAL』を手掛けるミュージカル界の巨匠フランク・ワイルドホーン。しかも全曲書下ろしによる楽曲だ。本公演がワイルドホーンの関わった日本上演ミュージカルとしては、記念すべき20作目となる。
訳詞と演出を手掛けるのは、ミュージカル『キューティ・ブロンド』『笑う男The Eternal Love -永遠の愛-』を大ヒットに導いた上田一豪。脚本には映画『かぐや姫の物語』『メアリと魔女の花』の共同脚本でも知られる坂口理子という日本の豪華スタッフ陣が加わり、物語をさらに深化させる。
出演者も、ミュージカル界の将来を担う若き才能が集結! 元天才ピアニスト・有馬公生役は数々の映像作品や舞台での主演に続き今回東宝ミュージカル初出演となる小関裕太、ミュージカル『プロデューサーズ』『ジャック・ザ・リッパー』と話題作への出演が続く木村達成がWキャストで務める。圧倒的個性を持つバイオリニスト・宮園かをり役にはミュージカル『モーツァルト!』などの好演により第44回菊田一夫演劇賞を受賞するなど活躍中の生田絵梨花。公生と幼なじみの女子高生・澤部椿役には『レ・ミゼラブル』『屋根の上のヴァイオリン弾き』など大作ミュージカルでの活躍が目覚ましい唯月ふうか。公生と椿の友人・渡亮太役にはストレートプレイからミュージカルまで幅広く存在感を示す水田航生と、舞台を中心に活躍の場を広げ今年11月には『マイ・フェア・レディ』への出演が控える寺西拓人がWキャストで出演する。
公演中止となってからの2年間、それぞれに研鑽を積み、さらなる成長を遂げた6人を再度迎え、東宝とフジテレビジョンが満を持して贈る世界初演ミュージカルにどうぞご期待を!
公演は2022年5月7日(土)~29日(日)まで、東京・日生劇場にて。2022年6月、7月に全国ツアー公演あり。