――安達にとっての親友・柘植(朝香航大)のように、自分をさらけ出して相談しますか?
プライベートなことであれば、地元から上京している友達とかには相談しますね。お芝居や役者としての生き方とか、社会の話とかになると、俳優仲間に相談することもできますし。人に言えないようなこととかになってくると、家族に相談することが多いかもしれないです。恋愛相談とかは絶対できないですけど(笑)。今こういうことを感じて生きているとかって話をするのは家族。だてに僕の倍生きていないなって思うような答えが返ってきたりするんですよね。俳優仲間とは、芝居の難しさや今演じている役について話したりして。映画でお互いの出演作品を見て「ここはこうだよね」みたいな話とかはしますね。
――今回の役作りにあたっては1人で考え、構築していきますか? 監督や共演者と相談しますか?
これまでは一人で悩むことも多かったんですけど、ここ最近はなるべく監督と話し合っていきたいなと思っていまして。とはいえ、監督に全部聞いちゃうのもよくないとは思っていて。だから考えられるところまで自分で考えて、いざ壁にぶつかった時にヒントが見つかるようなディスカッションができたらいいなと思います。
――その中で自分の答えを見つけていく?
はい。僕、人の意見を聞くのがすごく好きなんです。自分に見えている範囲を超えてくる答えがあったりとか、さりげない一言で気付きを得たりとか…そうして糧となることが多いので。今回もそうやって、安達自身をいかに魅力的に演じられるか、監督や皆さんの力も借りながら、必死に模索していきたいです。そしてこの作品を見た皆さんが、人との向き合い方を考えたり、優しい愛を感じて、温かい気持ちになっていただけたらうれしいです。
あかそ・えいじ 1994年3月1日生まれ、愛知県出身。主な出演作に「仮面ライダービルド」(テレビ朝日系)、ドラマ「ねぇ先生、知らないの?」(MBSほか)など。出演映画『思い、思われ、ふり、ふられ』『映像研には手を出すな』が公開中。
木ドラ25 「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」
テレビ東京ほか 毎週木曜 深1.00~1.30
出演:赤楚衛二 浅香航大 ゆうたろう 草川拓弥(超特急)佐藤玲 鈴之助/町田啓太
TV放送終了後よりTSUTAYAプレミアムにて独占配信開始!
※他社見逃し配信を除く
©️豊田悠/SQUARE ENIX・「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」製作委員会
文◎田中莉奈
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