2018年7月の土曜ナイトドラマの主人公は、“楽に生きたい”をモットーに、働かないことに全力を尽くす“ヒモ男”。
働き方改革時代のニューヒーロー=ヒモメンがこの夏、誕生します!
定職に就かず、彼女のお金だけで生きていく道を選んだ男・翔ちゃんはダメ男以外の何者でもありません。しかし、ゆり子を好きだという気持ちだけは揺るぎません!
さらに、“彼女の人生のピンチ=ヒモ生活のピンチ”であるため、ヒモ男は彼女の危機に徹底的に立ち向っていくのです。つまり“楽に生きる”ために必死なあまり、まったく楽をしていないという状況に陥っていきます…!?
そして――失うものが何もないヒモ男が、生きるために奇跡を起こしていきます!
■ヒモの楽園になりつつある!? 日本の現状を背景に描く、ひと味違う社会派コメディー!
このドラマは、単なるコメディーではありません! 物語の根底には、女性の社会進出向上により、男が定職に就かずとも“ヒモ”として生きていくことができる、今の日本の社会背景があります。
2016年、安倍政権が掲げた“女性活躍推進法”により、女性が活躍しやすい社会を目指す中で、キャリアウーマンが増加。経済的に自立した女性が増えた一方、未婚率も上昇しているのが日本の現状です。
つまり、男を養える経済力を持った女性が増えた結果、“ヒモ”が生息しやすい環境を作ってしまったのです。それは、ヒモの生態系にも影響を及ぼしはじめています。ヒモといえば従来、ホストやバンドマンが定番だったのですが、現在は誰もがヒモになれる世の中に変貌してしまったのです。
■ダメダメカップルは幸せになれるのか!? 2人が成長を遂げるサクセスストーリー!
ヒモ男・翔ちゃんと同棲するゆり子は、あの手この手で彼を更生させようと試みるのですが、ことごとく裏切られていきます。
真面目なゆり子はこれまで、「努力すれば夢は叶う」「誰でもオンリーワンになれる」「人間は平等」――そんなきれいごとを信じて生きてきました。しかしダメ男・翔ちゃんを更生させようと頑張るうち、その価値観はことごとく覆されていきます。
実は、ヒモ男・翔ちゃんの言動には、「夢なんか持たなくてもいい」「何者にもならなくていい。生きて死ぬだけで大変」「人間は平等じゃない」といった、この世の真理が隠されていたのです。
ゆり子は何度も翔ちゃんに裏切られながら、仕事とは、愛とは、お金とは、平等とは…という命題について考え、いつしか自分なりの答えを見つけ、成長していきます。
はたして、ゆり子は翔ちゃんをヒモ生活から更生させ、幸せを手に入れることができるのでしょうか…!? このドラマは決してヒモを正当化するものではなく、社会派コメディであると同時に、一生懸命生きるゆり子が幸せをつかむまでサクセスストーリーでもあるのです。
■カメレオン俳優・窪田正孝が“ヒモ男”に!? 川口春奈が振り回されるヒロインを熱演!
ヒモ男・翔ちゃんを演じるのは若手随一の“カメレオン俳優”といわれる窪田正孝。アクション、シリアス、コメディとその守備範囲は幅広く、どんな作品でも的確な演技力を発揮してきた窪田が“ヒモ彼氏”という新境地に挑みます!
そして、けなげなゆり子を演じるのは、数々のドラマや映画で透明感あふれる美しさと確かな存在感を示してきた川口春奈。この作品では、誰もが応援したくなるようなゆり子を、キュートかつ、ひたむきに演じていきます。
初共演の2人が土曜の夜、“笑えるバカップル”を熱演! 頑張ることに疲れた人々に向けて、痛快エンターテイメントをお届けしていきます!
<主な登場人物>
碑文谷 翔(ひもんや・しょう)(28)………窪田正孝(くぼた・まさたか)
あまりのボンクラぶりに実家を追い出され、ゆり子の部屋に転がり込んだヒモ男。“ゆり子への愛情”と“仕事をしないことへの情熱”は誰にも負けないが、ヒモであることの罪悪感はまったくない、ヒモポテンシャルの高い男。
主夫としては全く使えない。ソーシャルゲームですごいレベルに達しているが、課金によるものなのでゲーム仲間から尊敬されてはいない。たまに思いついたように、「画家になる!」「プロゲーマーになる!」など無茶な夢を追いかけることもあるが、秒単位で諦める。
実は“天性の人たらし”で、ゆり子のちょっとした仕草を「かわいい」とほめ殺し、心の隙間を埋めるかのようにドキリとする言葉をかける。ルックスと外面はムダによいため、ゆり子の友人の前ではやさしくてイケメンの彼氏を演じることもできる。
春日ゆり子(かすが・ゆりこ)(26)………川口春奈(かわぐち・はるな)
病院勤務の看護師。仕事に関しては優秀で、若手にしては重要なポジションを任されており、激務にも耐える体力もある。上司や後輩にとってはとても頼みやすい存在である。
しっかり者だが、一方で天然な部分も多く、他人をあまり疑わない。そのため、翔が見る無茶な夢を応援しては、すぐに裏切られる。
小さい頃の夢は“素敵な王子様のお嫁さんになること”だったが、現実はかけ離れている。
翔ちゃんがきちんと働きだして結婚することが目標だが、はたして…!?
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