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上白石萌歌、中山優馬ら出演の舞台『ゲルニカ』が開幕!

9月4日(金)に東京・PARCO劇場にて、PARCO劇場オープニング・シリーズ『ゲルニカ』が開幕。前日の3日に公開フォトコールと会見が行われた。本作は、演出家・栗山民也がスペイン内戦時のゲルニカ無差別爆撃を描いた画家パブロ・ピカソの「ゲルニカ」と出会い、以来20年以上温めてきた構想を基にした作品。劇作家・長田育恵が脚本を担当し、ゲルニカに生きる人々の人間ドラマにフォーカスして物語を紡いだ。

公開フォトコール後の会見には主演の上白石萌歌と、中山優馬、勝地涼、早霧せいな、キムラ緑子が登壇。会見の冒頭、「こんな状況下で、明日幕が上がるということ。いつも以上に特別な感情を抱いています」と上演に対する思いを語った上白石は、演出の栗山民也が以前からの憧れで一緒に仕事をするのが夢だったという。その栗山演出作品に今回初出演がかない、「大学のレポートの題材も栗山さんにしたことがあるくらい、尊敬の念や憧れを抱いていた方です。いつかはと願いながら、でもそれはもう少し先だろうなと思っていた中で、こうしてご一緒できたことをうれしく思います。栗山さんは、思っていた以上に柔らかい方で、でも、すごく柔らかいお人柄の中に鋭い視点があって、どうしたら良くなるかを端的に伝えてくださる方です。稽古初日から、栗山さんの言葉だけを信じてしがみついていけば、きっと大丈夫だろうなと思ってやってきました」と出演への意欲を見せた。上白石はヒロインの少女・サラを演じる。

サラが思いを寄せる兵士イグナシオ役を演じる中山は、「すごく人間味あふれる青年です。稽古をしていく中で感じたのは、“若さ”が大事だということ。若さの中にすごくパワーが秘められている役です。1人のシーンが多いことに加えて、一瞬の出来事が台本では3ページほどをかけて描かれていることもある。自分の中での戦いです」と意気込みを述べた後、「僕の見せ場はないです!」と宣言。でも直後に「ない、というか……全部が見せ場です」と言い直して、笑顔を見せた。

上白石と中山の他に、ゲルニカで生きる人々を取材する海外特派員のクリフ役に勝地涼、彼に同行する女性特派員記者のレイチェル役に早霧せいな、さらに玉置玲央、松島庄汰、林田一高、後藤剛範、谷川昭一朗、石村みか、谷田歩、ヒロインの母マリア役にキムラ緑子と実力派俳優が集結した。

公演は9月27日(日)まで同所にて。以降、京都、新潟、豊橋、北九州にて、合計約2カ月にわたり上演される。

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