9月に帝国劇場にて、「ミュージカルの帝王」として名高いミュージカル俳優の第一人者、山口祐一郎が出演するスペシャルトークショー『My Story -素敵な仲間たち-』を上演することが決まった。『レ・ミゼラブル』『エリザベート』『ローマの休日』『モーツァルト!』『レベッカ』『ダンス オブ ヴァンパイア』……帝国劇場でさまざまな大作ミュージカルに出演し、神秘的な歌声と圧倒的な存在感で観客を魅了し続けている山口がコロナ後初めて帝国劇場の舞台に立ち、ミュージカルと自身の“Story”をトークで振り返る。
山口はいつもミュージカル公演の千秋楽で美声を轟かせながらインパクトのあるあいさつを披露し、観客と一緒に盛り上がっているが、本格的なトークショーを開催するのは今回が初めて。これもコロナ禍で帝劇が休館となった状況を踏まえ、初めての開催を自身が決断してのこと。また、帝国劇場で本格的なトークショー公演を行うのも歴史上初めてのことだ。構成・演出は『ローマの休日』ほか数多くの山口主演ミュージカルの演出を手掛けてきた山田和也が買って出た。現在、山田と山口はオンラインで打ち合わせを進めているが、初トークショー挑戦にもかかわらず、山口からは何と「MCは必要ない」との驚きの言葉が……! 90分の上演時間をどのように構成していくか、構成すること自体が可能なのか……。山口が全幅の信頼をおく演出家が目下思案中とのこと。
また今回のトークショーでは、山口が共にミュージカルを創り上げてきた“素敵な仲間たち”が各公演替わりでゲストとして登場し、共演の思い出やミュージカルの素晴らしさを語り尽くす。
[浦井健治&保坂知寿]
2004年に『エリザベート』ルドルフ役で帝劇に初めて出演して以来、山口との共演を重ねつつ、スターダムを駆け上がり、現在シアタークリエで主演を務めている浦井健治。劇団四季時代に数々のミュージカルで共演し、2009年に帝劇で上演された初主演ミュージカル『パイレート・クィーン』で山口と共演し、その後も数多くのミュージカルやコンサートで共演した保坂知寿。今年12月のシアタークリエ公演『オトコ・フタリ』で共演する3人が、息の合ったトークを展開する。
[加藤和樹&平方元基]
ミュージカル『ローマの休日』初演(1998年青山劇場、2000年帝国劇場、山田和也演出)で山口が演じたジョー・ブラッドレー(新聞記者)を20年ぶりに演じ継ぐ加藤和樹と平方元基が参加。『レディ・ベス』などでの共演もある、3人のブラッドレー記者が語らう回にこうご期待!
[中川晃教]
2002年に『モーツァルト!』日本初演タイトルロールで華々しくミュージカルデビューを遂げ、今月も『ジャージーボーイズinコンサート』に主演した中川晃教。『モーツァルト!』でボルフガングと対立するコロレド大司教を演じた山口との13年ぶりの共演となる。饒舌(じょうぜつ)な二人の止まらないトークにご期待を!
山口祐一郎のスペシャル・トークショー『My Story -素敵な仲間たちー』は、9月17日(木)、18日(金)東京・帝国劇場にて。上演時間は各回90分を予定。