今年6月から愛知、東京、大阪で上演することを発表していて、その後、新型コロナウイルス感染拡大防止に協力するため公演延期となった音楽劇『プラネタリウムのふたご』が2021年2月に上演されることが決まった。音楽劇『プラネタリウムのふたご』とは……。「麦ふみクーツェ」で第18回坪田譲二賞を2003年に受賞、04年、06年、07年、09年と立て続けに三島由紀夫賞候補作を上梓、12年には「ある一日」で5回目の三島由紀夫賞候補、及び織田作之助賞大賞を受賞した奇才・いしいいんじの長編小説で、04年初の三島由紀夫賞候補となった心温まる名作「プラネタリウムのふたご」を、ウォーリー木下・演出により音楽劇として初めて舞台化するもの。
ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』『リューン』などでも活躍する気鋭の若手俳優・永田崇人と、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンで越前リョーマ役を演じた阿久津仁愛の二人をW主演とし、さらに実力派俳優・佐藤アツヒロの出演もそのままで上演となる。
星の見えない村にあるプラネタリウムで働く、星の語り部の男に拾われた双子の兄弟。二人は彗星にちなんでテンペルとタットルと名付けられ、一人は手品師に、一人は星の語り部へと成長していく。この双子を演じるのが、永田崇人と阿久津仁愛の二人。成長して手品師となるテンペルには永田が、星の語り部を引き継ぐタットルには阿久津がふんする。この二人を育て上げる “泣き男”と呼ばれる星の語り部を佐藤アツヒロが演じる。その他のキャストもスケジュールを調整中で、数名のキャストを除けばおおむね当初発表していたキャストの出演がかないそうだ。
公演は、2020年2月に東京と大阪で上演予定。