今年9月に上演の舞台『時子さんのトキ』に鈴木拡樹の出演が決まった。本作は、劇団「ONEOR8」主宰で、脚本家・演出家の田村孝裕が手掛ける新作書き下ろし舞台。主人公の、離婚後に旦那や息子と離れて一人で暮らしている時子の人生と、彼女を取り巻く人々との交流を描いた物語だ。主演の時子役は「20世紀最後の正統派アイドル」として人気を博し、今年で歌手デビュー30周年を迎え、女優としても活躍する高橋由美子。
本作で鈴木拡樹は、時子の心の隙間を埋める路上ミュージシャン翔真役と、時子の息子・登喜(トキ)の二役を演じる。これまでも舞台『刀剣乱舞』などの2.5次元系から、劇団☆新感線、ミュージカルと幅広い作品に出演してきた鈴木だが、本作でまた新境地を見せてくれそうだ。
そして、スナック仲間、NPO職員など、時子を取り巻くさまざまな人物を「カラテカ」の矢部太郎、伊藤修子、山口森広、豊原江理佳といった実力派の俳優陣が名を連ね、巧みに演じ分ける。
[鈴木拡樹 コメント]
今回、翔真/登喜役で出演させていただくことになりました。今作は人からなかなか受け入れてもらえない愛の形を描くと思うので、いろいろな人に何か響くように描いていきたいと思います。劇場で皆様のご来場をお待ちしております。
9月11日(金)~21日(月)まで東京・よみうり大手町ホール、大阪公演は9月26日(土)、27日(日)にサンケイホールブリーゼにて上演。公演期間中、出演者たちによるアフタートークショーも予定されている。