――振り付けはどれくらいで完成するものなのですか？
岩谷 できる時はすぐできるんですけど、できない時は本当にできなかったりとかもするよね？
後藤 僕はすごく時間かかるタイプです。日々ちょっとずつ作っていきます。
武知 「HARD HIT」の時は2週間くらいかかったんですけど、FNS歌謡祭で披露した「いつかのメリークリスマス」の振り付けは1日でした（笑）。
岩谷 すごいですよね。
武知 僕の場合、ああいうジャズ系って聞いて感じたものをつなげていくっていう振り付け方法なんですよ。なので常にイヤホンつけて聞いて、それこそ家でいろいろ支度したりしている時に聞きながら「これをやろう」って思ったやつをビデオに撮ってつなげていく感じです。
――さて、座談会で後藤さんの誕生日会のお話も出ましたが、RAMPAGEのお誕生日祝いのルールや決まり事はあるのですか？
武知 会計はみんなで割りますよね。
岩谷 誕生日以外の人でね。
武知 年齢関係なく毎回15で割っています。
――プレゼントは？
武知 各々渡す人もいれば、気持ちでっていう人もいて。それぞれですね。
岩谷 誕生日会に関しては、当日じゃないにしろ集まれるときは集まってますね。16人って多いので、何月生まれの人とかでまとめてとかになっちゃうときもあるんですけど、祝えるタイミングで全員でのお祝いはしています！
後藤 そうですね。
――そしてボディーメイク大会で総合優勝した武知さん。改めて、大会に挑んだお気持ちを聞かせてください。
武知 この大会に挑むにあたって、3カ月の減量期間があって。その3カ月前に何があったかっていうと、「芸能界特技王決定戦TEPPEN」っていうテレビ番組に出たんですよ。「ベンチプレス何キロ上げられるか」っていう企画で番組に出演した時に、「EXILE TRIBE代表 THE RAMPAGE武知海青」っていう形で出て、5位だったんです。それがもう僕的には許せなくて、すっごい悔しい思いをしました。その時、ありがたいことにファンの皆さんから「アーティストの中では１位だよ」とか「私の中では１位だよ」っていう言葉をたくさんかけていただいたんです。だけど僕の中ではそれがまたすごく悔しくて。そこは一人の男として勝負しに行った以上、負けたくなかったし、区別もしてほしくなかったから。絶対汚名返上したいっていう気持ちがありました。負けたままでは終われないので、自分でたくさんの大会を調べました。直近で行われる大会、かつ多くの人が集まる大会っていう条件で調べて、これに出ようと思って。そこからの期間が3カ月だったんですよ。でも正直、3カ月って短いので、間に合わないかもって思いました。
――普通は1年かけてやられたりしますもんね。
武知 そうなんです。普通にやっていたら間に合わないってなったので、毎日ジムに行って。足りない日は自主練して、食事制限もして。今思えば相当頑張りました。ようやく大会の一週間前とかになった時に、自分が頼りにしてる師匠みたいな方にコンディションを見てもらった時に、「あと5キロ落とせ」って言われて。「5キロ落ちなかったら筋トレもやめた方がいい」とか、「体が自慢って言うのも言わないでほしい」とか、そこまで言われちゃったんです。それもすごい悔しくて。もう無理って思ってたけど、「だったら5キロ落としますよ」って、売り言葉に買い言葉みたいな形になっちゃって。最終的に本番までに4キロしか落ちなかったんですが…。体重が落ちきらないまま大会に出て、だけど優勝できて。だけど後で師匠に聞いたら、「端っから5キロは絶対無理だよ」って。「俺はわかってたけど、そう言った時のお前の反応とか努力の仕方がこれからにつながると思ったからあえて無理を言った」って聞いて、本番までの一週間が自分をすごく強くしてくれたのかなって、今なら思いますね。
――お二人はそんな武知さんを側で見ていらっしゃって。
後藤 すごいと思いました。僕も結構ボディービルダーの方とか調べていたりするので、そのしんどさとかっていうのは少しだけどわかるんです。本人は僕らが思っている以上にキツかっただろうなと思いますし。毎日頑張っている姿を、リハーサルとか近くで見ていたので。本当に優勝してよかったと思いますし。それに本番とか見てても、ぶっちぎりだったなと僕は思っていて。
武知 ありがとう…！
後藤 本当に誇らしいです。メンバーがああいう大会で総合優勝まで勝ち取ってくるって、本当に誇らしいですよ。自慢のメンバーです！
武知 ありがとう、本当にうれしいです…。
後藤 体はもう海青さんに任せられるなっていうところがありますよね。
岩谷 うん。グループを代表して、自分には絶対できないことをこうして成し遂げてくれて。本当にすごいなと思いますし、“努力はうそをつかないんだ”っていうのを身体で証明してくれたので、僕自身もすごくいい刺激を受けました。
