2023年4月と5月に東京・新国立劇場中劇場にて上演する、丸美屋食品ミュージカル『アニー』のアニー役と孤児役が決定した。
本作は、1924年からアメリカで新聞連載がスタートした漫画「ザ・リトル・オーファン・アニー(小さい孤児アニー)」を基に、77年にブロードウェーのアルビン劇場(現ニール・サイモン劇場)で誕生したミュージカル。同年のトニー賞において作品賞をはじめ7部門を受賞し、現在も世界各国で上演されている。日本公演は86年、日本テレビ主催で上演がスタートして以来、これまでに全国で約187万人もの人たちに心温まる深い感動を与えてきた。
17年公演からはミュージカルやストレートプレイとジャンルを超えて幅広く活躍する演出家・山田和也を迎え、テンポが良く現代的な演出で好評を博している。
来年で38年目となる2023年公演が、いよいよ始動! 10月30日に日本テレビ番町スタジオにて、アニー役・孤児役オーディションの最終合格者の発表会が行われた。主役のアニー役2人、孤児役12人の合格枠を目指し、歌、ダンス、演技などの審査を勝ち進んだ少女たち約50人が固唾をのんで最終結果を待つ中、合格者が発表となった。新しくアニー役に選ばれたのは、深町ようこと西光里咲の2人。深町、西光と演出の山田和也からコメントが届いた。
[山田和也(演出)コメント]
今年はなかなか結論が出ず、選ぶのが難しい年でした。最終的に選ばれた皆さんは「これだ!」という感じなのですが、そこが見つかるまで誰をどの役にするのか、難しいパズルをしていました。オーディションに参加した皆さんそれぞれに良いところがありましたが、今年のアニーに選ばれた深町さんと西光さんの良いところは「明るい」ところです。やはりアニーにとって「明るい」ということは重要だと思っています。オーディションの重圧の中で明るくいるということは非常にすごいことで、緊張やうまくいかないこともある中で、この2人の明るさは本物だなと思いました。
[深町ようこ(チームバケツ)コメント]
私が初めて見たミュージカルが『アニー』で、最初は見ることが好きだったのですが、毎年何回も見ていくうちに「やってみたい」と思う気持ちが強くなり、ミュージカルを始めました。アニーに選ばれた今はとてもうれしいです。今後も稽古、本番と始まっていきますが頑張ります! 来てくださったお客さまにすてきなアニーだったと思ってもらえるような、勇気を与えられるアニーになっていけたらいいなと思います。
[西光里咲(チームモップ)コメント]
私はお友達のバレエの発表会を初めて見た時に「私もこんな舞台に立ちたい」と思ったのがきっかけで、歌って踊ってお芝居をするミュージカルの舞台に立ちたいと思うようになりました。今は信じられない部分もありますが、とてもうれしいです。お稽古や本番を重ねるにつれて上達していけるように頑張りたいです。明るく、元気で、強い心を持った私なりのアニーを演じられたらと思います。
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