ビートルズのメジャーデビュー前の青春期を描いた映画「バック・ビート」(1994年)を舞台化した「BACKBEAT」が、東京・東京芸術劇場プレイハウスで5月25日に開幕。そのフォトコールと囲み取材が開演前に行われ、戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平らキャストが出席した。
劇中では20曲あまりをバンドで生演奏。ビートルズが5人編成だった当時のベーシスト、スチュアート・サトクリフを演じる戸塚は「スタッフさんから『ビートルズのみなさん』と呼ばれるので、非常に気分がいいです(笑)」と気持ちよく演奏を披露。
ジョージ・ハリスンを演じる辰巳も「令和のビートルズです!」とロックンロールを楽しんでいる様子だが、この舞台が発表された当初、辰巳はギター初挑戦だった。「初めて(翻訳・演出の)石丸さんの前で弾いたとき、お前マジか、っていう顔してて…。そこから1日8時間ぐらいは練習してここまできました」と、数カ月でめきめきと上達。「今は自信を持って弾ける。このバンドで全国各地を回りたい!」と、ツアーの構想を提案するほど、バンドの完成度をアピールしていた。戸塚も「千秋楽までロックで駆け抜けていきたい」と意気込みを語った。
東京公演は6月9日まで行われ、その後、兵庫、愛知、神奈川を巡演する。