今年2月のプレミアムフライデー導入以来5回目の月末金曜日を迎えた6月30日(金)に、「プレミアム“カルチャー”フライデー」のPRイベントが東京国立近代美術館で行われた。

イベントには宮田亮平（文化庁　長官）、神代浩（東京国立美術館　館長）、倉屋美香（東京国立近代美術館　企画課長）、石塚邦雄（プレミアムフライデー推進協議会／日本経済団体連合会　副会長）、プレミアムフライデーナビゲーターの関ジャニ∞から横山裕、丸山隆平が登壇した。

今月からプレミアムフライデーには各月に奨励テーマが設定され、６月はカルチャー、7・8月はバカンス、9月は収穫祭として食欲の秋にちなんで飲食、10月はハロウィン、11月はブラックフライデーとしてプレミアムなショッピングがそれぞれ奨励される。

横山は9月の“プレミアムフライデー収穫祭”に興味を示し「食欲の秋ですから、皆さん頑張っている自分へのご褒美に、おいしいお酒やちょっと背伸びした素敵なレストランで食事を楽しむのもいいかも」と提案し、「僕もこの日はいつも以上にお酒を楽しみたい」と語った。

丸山がプレミアムハロウィンを推すと、横山も「（丸山はハロウィンが）好きやもんね」と同意。それに笑顔でうなずくと「毎年仮装をして楽しんでいる。今年は更に手の込んだプレミアムな仮装でハロウィンを楽しみたい」と語り、その仮装については「募集します！」と笑顔を見せた。

イベントでは6月の推奨テーマ“カルチャー”にちなんで東京国立近代美術館所蔵の美術作品「高村光太郎　＜手＞」が披露され、同美術館で取り組まれている対話によるガイドのデモンストレーションとして横山、丸山が作品と同じの手の形に挑戦してみるなど、美術作品の気軽な楽しみ方を実践。横山は「美術作品の知識がなくても、こんな風に楽しめるなら敷居が高く感じていたけど入っていきやすい」とこの取り組みに感想を述べた。

7/28～8/26までの金曜・土曜の夜には同美術館の前庭で“夏だけのガーデンビアバー”開催の告知に、丸山は「プレミアムフライデーでお仕事終わりの早い時間から美術館デートをして、そのままビアバーで感想を語り合ったりするのもいいんじゃないかな」とほほえんだ。

また、丸山は美術作品に関連して最近絵画を購入したことについてたずねられ、関ジャニ∞での自身のメンバーカラーであるオレンジ色を基調とした絵画を数日悩んで購入に踏み切ったと明かし、このエピソードには東京国立近代美術館館長の神代浩も笑顔で大きく頷いていた。

２月24日から導入されたプレミアムフライデーの認知・理解度は約９割を突破。「プレミアムフライデー」に関する意識調査では、過去４回のプレミアムフライデーでは約４割の人が“普段の週末にはできない過ごし方ができた”と回答。今後のプレミアムフライデーにおいても約5割の人が“（いつもより早く帰れるかには関わらず）ちょっと豊かな時間を過ごしたい”と回答している。

■東京国立近代美術館
MOMAT サマーフェス
東京国立近代美術館の夏は、大人も子どもも楽しめる展覧会やイベントが続々。
金曜・土曜は夜９時まで開館、観覧料もお得な割引料金で前庭にはビアバーが登場。
開催期間：2017年7月19日（水）～9月30日（土）
開館時間：10時～17時（金曜・土曜のみ夜9時まで開館）
○展覧会
・企画展ギャラリー「日本の家　1945年以降の建築と暮らし」
・所蔵品ギャラリー　所蔵作品展「MOMATコレクション」
・工芸館　所蔵作品展「こども×おとな工芸館　調度♥ハッピーのかたち」
○フード＆ドリンク
・夏だけのガーデンビアバー　※金曜・土曜の夜限定
・レストラン「ラー・エ・ミクニ」　※プレミアムフライデーのディナータイム限定