来年1月14日に初のナゴヤドーム公演を控えるBOYS AND MEN(以下ボイメン)。夢のナゴヤドーム公演を前に、2010年の結成から現在に至るまでの代表曲やメンバーもうなる絶妙な楽曲ラインナップに2つの新曲を追加して送る初のベストアルバム「ボイメン・ザ・ベスト」を12月19日にリリースする。発売を記念し、ボイメンのメンバーから水野勝、辻本達規、勇翔、土田拓海、吉原雅斗へ、アルバム収録楽曲への思いやPVの撮影秘話などたっぷりと聞いた。
――ベストアルバム、盛りだくさんな内容ですね。収録曲で、思い出に残っている曲は?
辻本 あるよ! 教えてほしい? いっぱいあるけどな~。「One for all All,All For One~夢は叶えるもの~」(全種共通に収録)! 僕らが初めて作詞をした曲だったんです。他の曲もそうだけど、9年間の自分たちが活動してきた思いがリアルに詰まっている、僕らにしか歌えない曲ができたなって。この曲はずっと大事に歌っていきたい。自分が迷ったときは、これをちゃんと聞きたいです。
――(笑)。
辻本 何を笑っとんねん!
土田 仕方ないよ、こらえられなかったんだよ(笑)。
勇翔 辻本のテンションの振り幅がすご過ぎたから。
吉原 あれだけふざけてたのにね。
辻本 こういうのはメリハリだからさ!
水野 メリハリの「ハリ」がすご過ぎるんだよ。
土田 ちょっとね(笑)。僕は、「READY×READY」(初回盤BのCD2に収録)。ユニットができて初めての曲なんです。PV撮影の前日にエアホッケーで肩を痛めちゃったという、ほろ苦い思い出もありつつ(笑)。でもこれはライブでもすごく盛り上がるし、僕も大好きな曲なんです!
吉原 そう、俺が土田の肩を痛めたんです…。
土田 ハハハ! 吉原とエアホッケーやってたんですよ。吉原がすげぇ強靭なヤツを打つんだもん。自分が打って肩が抜けたっていうのもあるし、ちょいちょいホップする吉原のが当たったっていうのもある(笑)。
吉原 すごかった?
土田 すごい飛んでくるから超怖かった!
吉原 バンってやってギャンってなってバコーン! 若かったから、力の加減もそこまでやっちゃいかんってことに気付かんのよ…(笑)。
辻本 やったったわけやな(笑)。
吉原 つっちーもそれを俺に返そうと思ってやったら、肩を痛めた。
土田 ほろ苦い思い出だよ…。
水野 ほどほどにしとけよ。僕は「進化理論」かな。今年はフェスにもたくさん出させてもらったんですけど、アニメの主題歌で僕らのファン層じゃない人にも刺さったというか、手応えを感じた曲です。子どももそうですし、アニメファンの方が「この曲知ってる!」って言ってくださることが多かった。
辻本 多かったね~。
水野 この曲が入ってるだけで、CDを手に取ってもらえるようなすごい曲だと思います。今回のアルバムにこの曲が入っているっていうことが、僕はすごくうれしいですね!
――ボイメン体操の時もその反響は感じた?
辻本 あった! それこそ“歌ってみ?”って言ったらみんな歌えるの。
水野 いや~、めっちゃうれしいよな。
辻本 「あれ歌っとんの俺やで!」って言うと、「ええ~? うそぉ…」って言うくらい(笑)。それだけで本当に尊敬してくれる子もいる。(吉原に)なぁ?
吉原 ボイメンの印籠ですよ。「進化理論」歌ってるって言うと、子どもも「な、なんだと…⁉」って目の色が変わる(笑)。「すっげぇヤツじゃねぇか⁉」っていう顔になる。
辻本 あれは強いよな!
吉原 強い。俺はね…、「夢のカタチ」(初回盤BのCD2に収録)。僕は後に追加で入ったメンバーなので、誠とYanKee5ってグループができた時にそこにいなかったんですよ。だから初めてのPVで初めてのレコーディング…っていう“初めて”がいっぱい詰まった曲なんです。だからこそ、思い出もひとしおです。
辻本 あの時のPVの吉原さ、
吉原 PVの話はいいから! もうやめて!
土田 なんでなん(笑)。
吉原 もういいから、次行って(笑)。
勇翔 (笑)。僕は「ARC of Smile」(初回盤A&BのCD2に収録)かな。本当に最初にメジャーとしてデビューした時の曲だから。アニメ「遊☆戯☆王ARC-V」の主題歌だったこともあって、ゲームをやり始めたんですけど、今もずっと続けてます。一人でゲームしたりもしますよ。デッキを自分で2つ用意して…。
辻本 一人で? だったら分かっとるやん、相手の手札。
勇翔 いや、デッキが違うから! 相性もあるし。自分で自分と戦ってても、こっち勝たせようと思っても勝てなかったりとかあるのよ。
土田 そんなことあるの(笑)。
水野 分かる分かる。それあるよな!
辻本 ねーよ! 分からへんやろ、一人でやったことあんのかよ!
水野 本来ひとりでやるもんだもんな、勇翔。な?
辻本 違うだろ!
勇翔 分かんない想定でやるんだから。