新撰組、男の生き様――もののふシリーズ最終章で花村想太ら熱演!
舞台「駆けはやぶさひと大和」の公開ゲネプロが8日(木)、東京・天王洲銀河劇場で行われた。
今作は2015年に上演された白虎隊の物語「もののふ白き虎」の反響を受けてシリーズ化した「もののふシリーズ」最終章で、新撰組亡き後の斎藤一を主軸に描いた2016年の「瞑るおおかみ黒き鴨」に続く第3弾。新撰組が集い、高みを目指し走り出した日々から、時代と共に終焉へと向かう様を鮮やかに描く。
直前の初日挨拶に登壇したのは、花村想太(Da-iCE)、久保田秀敏、山本涼介、杉江大志、健人、近藤頌利、林田航平、二代目中村亀鶴、青木玄徳、荒木宏文、的場浩司、そして演出の西田大輔(AND ENDLESS)。
テーマソングの作詞・歌唱も手掛けた主演の花村は「剣は立たぬが筆は立つ、新撰組隊士の絵を描いて後世に残した中島登を演じます。主役は中島登であって中島登ではないということを意識して、登が一番伝えたかったこと、残したかったものを、楽曲にも残したいという思いで歌詞を書きました」と熱弁。
近藤勇役の的場浩司は「劇場に足を運んでいただいた方に何かを残せる舞台になればいいなと、若者に引っ張ってもらって頑張ります」、桂小五郎役の中村は「男の生き様と死に様、カッコ良さとカッコ悪さが描かれている作品です。現代を生きる人にも共感していただけると思います」とコメント。
作・演出の西田は「並々ならぬ思いで最終章までたどり着きました。“集団は始まりが頂点ー”をテーマに生身の人間たちの集団をすべて詰め込んだ作品です。観終わった後、この新撰組をもっと観ていたいと思えると思います」と万感の思いを表した。
本編には他に萩野崇、越村友一らが出演。また、山下聖菜が唯一の女性キャストとして華を添えている。
舞台「駆けはやぶさひと大和」は2月18日まで天王洲銀河劇場にて上演中。2月23日~25日には、大阪・森ノ宮ピロティホールでも上演。
公式サイト(http://www.mononofu-stage.com/)
©舞台「もののふシリーズ」製作委員会