5月に東京・大阪で、浜中文一と桜井日奈子のW主演にて『富美男と夕莉子』を上演することが決定した。本作は、舞台『刀剣乱舞』『鬼滅の刃』など大ヒット作品の舞台化を手掛け、オリジナル作品の『TRUMP』シリーズも常にチケット即完の人気劇作家・演出家の末満健一が脚本・演出を手掛ける。
末満が今回取り上げるのは、世界で最も有名な悲恋劇である『ロミオとジュリエット』。その舞台を中世ベローナからわい雑さがあふれる昭和の大阪に移し、大阪弁での人情味あふれる物語へと変貌させた作品が『富美男と夕莉子』だ。
キャストにはW主演の浜中、桜井のほか、松島庄汰、近藤頌利、板倉チヒロ、幸田尚子、緒方晋、高木稟、明星真由美、オクイシュージらがそろった。この魅力的なキャストがド直球で心に響く大阪弁で届ける、全く新しくもあり誰しもの原風景でもある“浪花節シェークスピア”。
キャスト、スタッフによって彩られるその劇空間は、この時代だからこそ演劇に求められる一時の夢物語となること間違いなし。観客の想像力を最大限に刺激する末満ならではの本作にどうぞご期待を!
[紋田富美男役:浜中文一コメント]
富美男と夕莉子。このような形で、人生初めてのシェークスピアに触れるとは思いませんでした。楽しみにしていますが、もしかしたら僕が夕莉子で、桜井さんが富美男の可能性も…一体どういう作品になるか分かりませんが、でも、きっと面白いと思います。それくらい、いろんな妄想をしながらこの作品が始まるのをお待ちください。
[九羽平夕莉子役:桜井日奈子コメント]
ロミオとジュリエットという誰もが知る名作に、ヒロインとして出演させていただけるなんてとても光栄です。『富美男と夕莉子』の舞台は昭和の大阪なので、ロミジュリの高貴な世界観とはまた違う、新しい作品になります。大阪弁でのお芝居ですが、私以外のキャストの皆さんはほぼネイティブだとお聞きしているので、猛特訓しなければと少し焦っています。どんな形でも、究極のラブストーリーであるということは変わらないので、そこを大切に夕莉子を演じられたらいいなと思っています。ぜひ見にいらしてください、頑張ります。
公演は5月4日(水)~17日(火)まで東京・紀伊國屋ホール、5月29日(日)、30日(月)大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて。