映像配信サービスdTVにて昨年配信されたドラマ「銀魂 -ミツバ篇-」で、劇場版『銀魂』には出演はなかったが、“地味”に活躍したのが山崎退役の戸塚純貴だ。
山崎退とは、真選組で副長である土方十四郎(柳楽優弥)の命を受け、監察(密偵)を務める圧倒的に地味なキャラクター。戸塚本人も原作の銀魂ファンで、昨年のドラマ版「銀魂」への出演が決まった際、「俺は人気ナンバーワンになんてならなくていい、踏み台ナンバーワンになればいいんです」と、原作での山崎の言葉を使ってコメントし、銀魂ファンの中で話題となった。
昨年公開の劇場版『銀魂』、ドラマ「銀魂 –ミツバ篇-」のイッキ見試写会の舞台挨拶には、真選組沖田総悟を演じた吉沢亮、その姉・ミツバを演じた北乃きいは登壇するも戸塚の姿はなく、その後に行われたLINE LIVEだけに出演。「なんで試写会いなかったんですか?」などと二人にイジられた挙げ句、原作に出てくるデスソースのかかった激辛パフェを食べるはめになるも、さほど盛り上がらない“地味”な展開に「それでこそ山崎」と現場のハートをキャッチ。
そのほかにもドラマ銀魂-公式Twitterで「山崎退 監察レポート」を”山崎退“として戸塚自らレポートを執筆し、期間限定で更新した。レポートには、撮影の裏側や戸塚が感じたことなどを”山崎退“の言葉としてつづられていて、「銀魂への愛がすご過ぎる」「山崎さんっぽくて毎日楽しみ」と“地味に”注目された。最もリツイートされた投稿は、「“山崎退”が写っていない、沖田総悟(吉沢亮)の写真の投稿というところがまた山崎らしい」なのだ。
そんな戸塚が、今年は満を持して劇場版『銀魂2 掟は破るためにこそある』に同役で出演! だが喜ぶのもつかの間、「まだ決まったわけじゃない」と主演の小栗旬や福田雄一監督にドッキリを仕掛けられたり、キャスト発表時の劇場版ポスターにビジュアルが写っているにも関わらず、公式SNSで紹介されるのを忘れられたりと相変わらず山崎らしい展開でファンを楽しませた。
さらに、今年もドラマ版「銀魂」にも出演! ドラマ「銀魂2 -世にも奇妙な銀魂ちゃん-」の試写イベントでは福田監督にドッキリとは知らされず散々けしかけられた戸塚。出てくるはずのない小栗がサプライズで登場すると、その場から逃げ出すも「世代交代だ!」と涙目になりながら絶叫。小栗の配慮で、山崎らしからぬセンターポジションでメディアの写真撮影に応じ(これはドッキリではない)、イベントを多いに盛り上げた。
ドラマ版は出番こそ多くなかったが、劇場版に出演していることもあり、昨年に引き続き『山崎退 監察レポート』を執筆。監察レポートが始まった際には「待ってた」「今年も毎日が楽しみ」など喜びの声が多数上がり、さらに今年は劇場版の豪華キャストがこのレポートにたびたび登場し大いに注目され、毎日1万以上の「いいね」が付いた。
皮肉にも今年も一番のリツイート数と「いいね」を誇ったのは、沖田総悟(吉沢亮)が写るツイート。今年は戸塚もその写真に一緒に写っているが、投稿するや「需要を理解して良い仕事をしてくれた山崎に向かってスパーキング!」「ザキなのに、いい仕事し過ぎ」など、愛のあるコメントが多数投稿されている。
今年は劇場版、ドラマ版と両方出演となり、福田監督と舞台挨拶をまわるまでとなった山崎、いや戸塚。監察レポート最終日には、山崎の言葉を引用し、「俺は人気ナンバーワンになんてならなくていい、踏み台ナンバーワンになればいいんだ。頑張れたのは応援してくれたみんなのおかげだよ。お付き合いをいただき心から感謝したい。山崎退、監察として銀魂を密偵し続けていきます! またいつかあるかもしれない銀魂3に向けて送りバントぉぉ」と投稿し、「銀魂3があれば山崎主役のドラマがみたい」「ほんとに毎日楽しかった」と、ファンに惜しまれつつ終わったのだった。
「銀魂2」、“地味”にアツい山崎にも注目だ。
「銀魂2 -世にも奇妙な銀魂ちゃん-」全3話配信中
dTV銀魂特集サイト:https://pc.video.dmkt-sp.jp/ft/s0007030
第1話「眠れないアル篇」ショートver.
第2話「土方禁煙篇」ショートver.
第3話「いくつになっても歯医者はイヤ篇」ショートver
出演:小栗旬・橋本環奈/柳楽優弥
吉沢亮 山本美月 矢本悠馬 戸塚純貴 立木文彦・中村勘九郎/堤真一
脚本/監督:福田雄一
原作: 「銀魂」空知英秋(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
主題歌:ENDRECHERI「one more purple funk… 硬命 katana-」(RAINBOW☆ENDLI9)
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