坂本昌行の主演ミュ-ジカル「ブラック・ジャック」が、6月28日に東京・文京区のIMM THEATERで開幕。初日前日にフォトコ-ルと取材会が行われた。
手塚治虫の不朽の名作を演出が栗山民也。主人公のブラック・ジャックを演じる坂本は、「あの『ブラック・ジャック』がどうミュ-ジカルに変わるか、稽古場では予想もつかなかったんですが、栗山さんの頭の中には出来上がってまして。そこについていくのにかなり脳みそに汗をかきました。でもその時間が非常に楽しくもあり、勉強する時間でもありました。命というテ-マを掲げて、考えさせられる時間もありました。それをどのように皆さんが受け止めてくださって、どのように楽しんでいただけるのか、我々も楽しみにしています」と話した。
今回がミュージカル初挑戦となり、ピノコを演じる矢吹奈子は「稽古に入る前からすごく緊張していたんですが、先輩方がわからないところを優しく教えてくださったおかげで、毎回安心して稽古に臨めました。開演前日になっても少し不安がありますが、本番でピノコとしてただ生きるだけだなと思っています」と話した。
会見には、医師ドクタ-・キリコ役の味方良介、さらに今井清隆、大空ゆうひが出席した。同作は7月13日まで東京公演が行われ、18日に新潟・新潟テルサ 大ホール、21日に愛知・COMTEC PORTBASE、23日に静岡・アクトシティ浜松 大ホール、26日に北海道・カナモトホール(札幌市民ホール) 大ホール、31日から8月2日まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて上演される。
撮影:友澤綾乃/photo by Ayano Tomozawa