『バクマン。』THE STAGE の東京公演が、10月8日に天王洲 銀河劇場にて開幕した。
ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』シリーズなどの演出で知られるウォーリー木下が脚本・演出を務め、鈴木拡樹と荒牧慶彦がW主演、橋本祥平やオレノグラフィティ、さらに2.5次元舞台初挑戦となる長谷川朝晴、片桐仁など実力派のキャストも出演している。
演出面ではプロジェクションマッピングなどに加えて水盤舞台を設置し、登場人物たちの心情を表現するための重要な要素として「水」を使用するなど、新しい挑戦を取り入れた舞台作品となっている。
初日公演を前に公開ゲネプロが行われ、ウォーリー木下とW主演の鈴木、荒牧がコメントを寄せた。
[脚本・演出:ウォーリー木下コメント]
早く皆さんに見てほしいとこんなに思った舞台は珍しいです。作っている自分たちがまずはワクワクしている証拠だと思います。もちろん創作の悩みや苦労などもたくさんありましたが、それを凌駕する興奮にあふれた稽古でした。それはひとえに初めての挑戦が多かったからだと思います。それに挑んでくれたキャスト、スタッフの皆さんのおかげです。青春に年齢は関係ありません。と、僕は思います。まさに『バクマン。』のような舞台になったかと思います。ぜひ体験してください。
[真城最高役:鈴木拡樹コメント]
舞台でやる意味をフルに生かした作品に仕上がりました。息遣いだけではなく、さまざまな仕掛けで役やストーリーの変化を表現しています。 忘れられない作品になること間違いありません。お待ちしています!
[髙木秋人役:荒牧慶彦コメント]
「演劇」というものの底力を感じました。今作では、漫画を描くためのインクの表現や感情の表現として水をふんだんに使っているのですが、 その「水」が「今ここに生きているもの」を表す、表現としてこの上ない方法となっております。豪華な役者陣が織り成す真っすぐに、熱く、純粋に夢を追い掛ける物語を楽しんでいただけたら幸いです。
東京公演は10月17日(日)まで、天王洲銀河劇場にて。10月21日(木)~24日(日)までTOKYO DOME CITY HALLにて。大阪公演は10月28日(木)~31日(日)まで、メルパルクホール大阪にて。
©大場つぐみ・小畑健/集英社・「バクマン。」THE STAGE製作委員会