ドラマ

内田慈&今江大地 スペシャルインタビュー 『田鎖ブラザーズ』ファーストコンタクト「D-day~罪が消える日~」

――物語は緊迫していますが、撮影現場は楽しそうですね?
内田 チーム全体がいい雰囲気で、スタッフの皆さんも面白い方ばかりなんですよ。撮影部、照明部、録音部、それぞれの会話が面白くて、ずっと聞いていたかった(笑)。とてもハードな撮影でしたが、しんどい時こそそういう底力のあるチームで、素敵でした。
今江 演出でスモークを焚くときも、スタッフさんの間でその担当の方を“煙大臣”って呼んだり、“○○大臣”みたいなあだ名を付けたりしていましたよね。
内田 「誰か優しい人、ここを手伝って!」っていう声が上がったら、シイバさんというスタッフさんが「ハイ、“優しシイバ”がやります!」って言ったり。あと、外のケータリング場に電子レンジを用意してくださって、お弁当がいつでも温められるようになっていたんです。とにかく朝から晩までハードな撮影だったので、そこにも温かいものでちょっとでも休憩してねっていう制作部の愛情を感じて、ご飯自体もおいしかったですけど、その愛情がうれしかったです。
――撮影中の印象的だった出来事は?
内田 全体を1本のドラマとして見て面白いものを目指しつつ、ショート動画1本1本に山場があるくらいのスピード感でいろいろなことが起きていく作品なので、どのシーンも強烈でした。撮影方法として、ぶつ切りだと緊迫感が薄れてしまうので、どのシーンも割と長回しで撮ったんですけど、その映像の間にモノローグやフラッシュバックのカットも入ってきたりするので、その部分は自分たちで“間”を感じながら会話の間を空けて調整したりしていて。そういう撮り方は特殊なので、チャレンジでしたね。中でも1番印象に残っているのは、撮影初日。縦型ショートドラマならではの撮り方という初めての挑戦にどう挑むかを各部署がまだ模索していた中で、前半の大きな山場になるシーンをその日の夜に撮影したんです。あれは、シビれました。でもそれによって発見したこともあって、2日目以降の撮影が豊かになっていった気がします。画角の制限もあるので、映像を単調に見せないためにどう動いたらいいんだろうという挑戦は、俳優部としてもありました。感覚でやってみても、縦型の映像で見ると全然イメージと違ったりするので、試行錯誤を繰り返しながら探っていった感じですね。
今江 僕はどのシーンも印象的ではあるんですけど、監督に「もっとこういう表情が欲しい」と言われることが多くて、表情で伝えること、画面の動きを表情で出さないとならなかったというのが印象的でしたね。監督が「今の表情、良かった」と言ってくれる回数も多くて、それがすごくうれしかったですし。お芝居って正解が分からないものなので、もちろん一生懸命やってはいるんですけど、今のお芝居でよかったのかどうか自分では不安なことも多くて。そういうときに、監督が「今の本当によかったよ!」って言ってくれてうれしかったことが印象に残っています。
――緊張感が続く撮影において、どのように集中力を保っていたのですか?
内田 私は、ちょうどいいフラットな状態を保っていたくて、なんとなくずっとセリフを言ったり、ウロウロしながらスタッフの皆さんのやりとり見ながら笑ったりしていました。神保さんも、私と2人のシーンのときはそういう感じでしたけど、今江さんとのシーンのときはずっと笑っていたんですよね? 神保さんはとんでもない合わせ上手なのかもしれないですね。
今江 そういうことか。すごいな! 僕もあまり深く考えないようにしてました。舞台のときもそうなんですけど、事前にあまり用意はしすぎないタイプなんです。演じる役の目的や、その役の見せたい部分は理解しつつ、いい意味でそれを1回忘れるというか。だから、“頑張ろう”みたいな気負いはなかったかもしれない。楽しい時間だったなっていう印象が強いですね。
――最後にあらためて、今作のおすすめポイントを。
内田 「田鎖ブラザーズ」と「D-day~罪が消える日~」、もちろんそれぞれが面白いのですが、両方を観るとより深く楽しめる作品になっています。全然違う世界観だけれども同じ世界線で動いていて、とても大事なキーワードが両方に共通しているんです。なので、そこも注目していただきたいです。
今江 それぞれの登場人物にいろいろな過去があって、初めはそれが見えないので、“なんでこんな行動をしてるのかな?”って思うと思うんです。でも物語が進むにつれてどんどん真実が明らかになってくるので、物語が進むたびに面白くなっていく作品だと、僕は思っています。

■監督から一言
宮武由衣監督が感じた2人の魅力

全部がクライマックスの連続みたいな作品で、しかも心理戦。内田さんは、その細かい心理的な部分を丁寧に表現してくださっています。クライマックスはほとんどが泣いているシーンなのですが、そこもどんなにテイクを重ねても全て鮮度高く演じてくださって、本当に、この作品は内田さんじゃなければできなかったなという、素晴らしい演技をしてくださったと思います。
今江さんは、内面的な表現力が天才的だなと感じています。翔は一見、闇バイトをする現代的な若者のような登場の仕方をするんですけど、抱えている背景はとても特殊で苦労人なんです。そこから、千佳との関わりの中で心理的に翻弄されたり葛藤したりするのですが、今江さんはセリフがないところでも、千佳のそばに佇んでいるだけで、彼が今どういうことを感じてるかを見事に表現してくれました。なので、何も説明していなくても、最後に翔がとった行動がスッと説得力を持って見えたのだと思います。
本当にお2人は素晴らしかったです。

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