『真・女性に風俗って必要ですか? ~女性用風俗店の裏方やったら人生いろいろ変わった件~』(ヤチナツ著)を原作としたドラマ、「ジョフウ 〜女性に××××って必要ですか?〜」が放送中。本作は、昨今注目を集める女性用風俗・通称 女風(ジョフウ)のリアルを、裏方で働く主人公を軸に明るく健やかに描くお仕事ヒューマンドラマだ。
TVfan WEBでは、ドラマのオープニングテーマを担当しているMA55IVE THE RAMPAGEのメンバーにインタビューを実施。楽曲への思いとともに、番組のインスタライブで発表された、5人の“セラピスト風キャッチフレーズ”の考案過程をここでお届けする。(※インタビューは配信の直前に実施)
――最初に「キミノトコマデ」を聞いた時の印象は?
鈴木 主題歌のお話をいただいてから、みんなで候補曲のデモを聞いたんです。ただ、最初にいただいていたデモは、自分たち的にあまりハマらなくて。追加でいただいたデモの中で「これがいい!」とみんなの気持ちが一致したのが「キミノトコマデ」のデモでした。今回、OMW(P-CHO、JAY’ED、NAOtheLAIZAの3名によるプロデュースチーム)さんに楽曲を作っていただいたんですけど、ドラマ「ジョフウ」のイメージにピッタリで! とてもキャッチーで、何回も聴きたくなるような楽曲に仕上がったので、皆さんにとても感謝しています。
――レコーディングの思い出は?
浦川 私は、過去トップ3ぐらいで苦戦しましたね。JAY’EDさんとのタイマンレコーディングのような(笑)。
――JAY’EDさんとはどんなやり取りが?
浦川 途中でボーカルレッスンを挟んでいただきまして。特に「君の手を持って〜」のところで“JAY’EDさん節”が入るじゃないですか。
山本 あ〜わかる!
浦川 その歌い方を詰める時間が3〜40分あって。「いや、もっとこう!」と言われながらボーカルレッスンをしていただいたんです。だんだんと何が正解かもわからなくなっちゃったので、最終的に「とりあえず翔平くんが思うようにやってみましょう」って言っていただいて、OKカットが出たという流れなんです。なので、トータル1時間半くらいかかったのかな。しかもメンバーは先に全員録り終わっていて、NAOtheLAIZAさんもP-CHOさんもいない状態で、JAY’EDさんとマンツーでのレコーディングだったので、孤独な戦いではありましたね(笑)。
山本 僕らが先にレコーディング終わって、帰っちゃった後だったんだよね。翔平は別の仕事でちょっと遅れてのレコーディングだったから。
浦川 はい。でもその中で、JAY’EDさんから言われていたニュアンスも取り込みながら自分のニュアンスも出して「一人にしないから」という最後の大事なリリックを歌えたので良かったです。
神谷 一番大事だもんね、サビ締めの曲だし。
浦川 いいワードがたくさん散りばめられているバースだったので、大切に歌いました。「びくともしない日常に」という部分は、普通に生活していて仕事でうまくいかないなと思っていたり、どこかで孤独を感じている人の心を支えてあげられるような歌詞にもなっていると思うので、個人的にもすごくお気に入りです。
――MA55IVEの楽曲は激しめの曲が本流としてありつつ、こういった優しく寄り添う楽曲も作られていて、その幅の広さがステキだなと感じます。
LIKIYA ありがとうございます。優しい歌い方を意識して歌うのが初めてだったことや、僕のパートでは1番と2番で全く違うキャラクター感だったので、歌詞によって歌い方を変えていいのかなって最初は迷いました。JAY’EDさんに「この感じでいっていいですか?」と聞く中で、「その歌詞はそういう歌い方が合うよ」と言っていただいたニュアンスに合わせてやらせてもらいました。MA55IVEにとっても新しいアプローチになった曲だと思うし、すごく良かったなと思います。自分的にも新しい扉を開いた感じがしました。
――「キミノトコマデ」は、既に1度ライブで披露しているんですよね。(※取材時)
神谷 そうなんです。沖縄で行われたイベント(『GIRLS GROOVE INNOVATION×沖縄国際文化祭』)で先行披露していて。その時は沖縄の空気も相まって、なんかエモくなっちゃったよね。
浦川 エモかったー!
神谷 意外とMA55IVEの楽曲って、お客さんの反応によって変わったりするんですよね。意外な楽曲で皆さんがノリノリになってくれたり、リリース時の反響とは違い、ライブで人気曲になっちゃう場合とかがあるんです。だからこの曲も、ライブでどう化けるのかは皆さん次第というか。ライブだとエンディング曲みたいになるのか、はたまた、途中ぐらいに入る曲なのか…分からないですけど! MA55IVEに関しては、ライブに遊びに来ていただける皆さんと一緒に曲を育てていくのかなと思っているので、今後が楽しみですね。でも…個人的にはエンディング曲みたいになりそうだけどな。沖縄のイメージが強烈だったから。