「アイドル文化を継承し、新しい中島健人を提示したい」
中島健人がソニーミュージックからソロデビューすることを発表。さらに1st アルバム「N / bias」を12月25日に発売、来年1月17日から19日にかけ東京・有明アリーナで初のワンマンライブ『KENTO NAKAJIMA 1st Live 2025 “N / bias”』を開催する。それを記念し、中島が合同取材会を開き、記者を前に胸中を語った。
アルバムタイトルの意味については、「今考えている言葉やメロディーを形にしてみることが僕のやりたいこと。そのためにも最も重要なのが、中島健人に対する偏見や評価を取っ払って、人間としての殻を破ることだと思っています」と説明。
これまでも中島は、積極的に音楽制作に参加してきた。そこで1つ殻が破れたのではないかとし、「自分にいくつその殻があるかはわからないけど、やっぱり“ボーン・トゥ・ビー・アイドル”ですし、アイドル属性ですし、16年間のキラキラしているような人生をありがたいことに皆さまのおかげで過ごさせていただいていますが、『N / bias』はキラキラアイドルだけではない部分…“N”とはネオであり、ナチュラルである、中島である。このアルバムでは“素”を出していくことになると思います。自然体のいろんな感情が入っています。あらたえめて『はじめまして』なので、音楽を通して今、僕はこういう人生を生きている、今、こういうことを考えているんだと受け取ってもらいたい」と新しい中島健人像を内側から提示していくことを約束した。
アルバムは鋭意制作中。今の時点で挑戦したことについて、「ぜいたくなのですがMVに2日かけました(笑)。とにかく時間をかけて一つひとつにこだわっているので、中身も濃いものになっています」と自信をのぞかせる。
ワンマンライブについて聞かれた中島は、「どういうライブが見たいですか? 僕も迷っていて(笑)」と記者へ逆質問。先日、木村拓哉のライブを見て刺激を受けたと同時に、1人でステージで “圧倒的スター感”のオーラを放つ木村に対し、「強すぎるだろう…」と圧巻されてしまったという。
従来のSTARTO ENTERTAINMENTならではの伝統やイズムを継承していくのかという質問が飛ぶと、「ここは自分を育ててくれた場所でもあるので、恩返しをしていきたい。それが、僕が現在の会社をレペゼンして中島健人として動いている理由です。そのうえで、この会社の伝統文化はもちろん継承します。急に『ペンライトなし!』『うちわなし!』なんて言い出さないですよ(笑)。なんなら、うちわでバンバン風を送ってほしいくらい。“ザ・アイドル”のライブステージ文化はしっかり継承します。そして、その盛り上がりが会場の外まであふれるぐらいの世界観が作れたらいいなと思っていて。“明日からもうちょっと頑張ってみよう”と思ってもらえるような、会場だけで完結しないライブを作りたいです」と話した。
最後に、現在Netflixで配信中の「timelesz project」は見ているかと聞かれると、「最低限、追っていますよ。グループがターニングポイントを迎えたときに、『お互いに刺激を与えよう』と約束したので、ずっとエールを送り続けています。彼らの挑戦をすごくステキだなと感じるのと同時に、自分も彼らに『すげえ音楽やっているな』と刺激を与えられるような人間にならないといけないという責任も背負っている。でも、これは背負いたくて背負った責任なので。お互いポジティブにエールを送り合っています」とコメントし、取材会は幕を閉じた。
さらにOFFICIAL YouTube、TikTokを開設することも発表。ファンへの愛であふれる年末になりそうだ。