ドラマ

鈴木愛理&片寄涼太にインタビュー!「推しが上司になりまして」

好評放送中の「推しが上司になりまして」から主演の鈴木愛理と相手役の片寄涼太にインタビュー。

主人公の中条瞳(鈴木)の推しである2.5次元の舞台俳優・桐生斗真(片寄)が突然引退を発表し、悲しみに暮れる瞳。しかしその推しが突然上司となって彼女の前に現れ…というドキドキのストーリーだ。

初共演ながら息の合った芝居で好演中の鈴木と片寄に、お互いの推しポイントを聞いた。

――瞳は29歳の会社員で、日々推し活に励む女性です。

鈴木 自分と同じ29歳という共通点もある瞳ですが、推し活のときは仕事のできる会社員とは違う姿を見せるんですね。真っすぐ生きているからこそ出てくるコミカルさや人間っぽさがすごくいとおしく感じる主人公という印象です。シンプルに、推しが自分の目の前にいるって信じられない状況だと思うんです。同僚に見せる予定のなかった表情が見え隠れする部分が見どころになると思います。

――修一は俳優を引退して会社員として働き始めたところ、ファンであり部下である瞳と出会います。

片寄 仕事に懸ける思いがすごく強くて責任感がある人だなと感じました。それは舞台俳優のときも、会社の部長としてもそうなのですが、仕事に対して完璧主義なところがある男性だなと感じています。実は仕事をしているシーンはあまりないのですが(笑)、丸の内にちゃんと染まれるように頑張りました。

――さらに、鈴木さん自身もたくさんのファンの方々の“推し”であるわけですが、ご自身が“推す”側を演じるに当たり意識したことは?

鈴木 私は8歳の時から誰かに推していただいて活動してきた身なので、自分のことを客観視する時はファンの皆さんの気持ちを考えることがベースにありました。ファンの皆さんの顔を思い出しながら瞳を演じることで、“本当にこういう感じだったんだ”っていうのを体感しました。本作は斗真(修一)が2.5次元俳優を引退するところからスタートするんですけど、私自身も°C-uteやBuono!というグループを通して解散やラストライブという形で“終える”ということをしてきたので、ファンの人ってこういう気持ちになっていたのかなと追体験する部分もありました。そして、それでも変わらず、私を応援してくれることに感謝しかないなぁと、感謝の気持ちがより湧いてきて…染みています。

片寄 自分は何かの活動を辞めたという経験がないので、斗真という人間が俳優を引退するに当たっての決意の部分については考えました。それがある意味でコンプレックスになったりするのか、悔しさを感じているのか。そしてそれを乗り越える強さはきっと必要だろう、とか。クランクイン前に自分なりに考えてリサーチをして撮影に臨みました。恋愛においても、どうして瞳さんのことを大切に思えたのかっていうところに一番重きをおいて演じています。

――お二人は初共演ですが、顔合わせ以降はどんな話をしましたか?

片寄 今まで自分たちがどういう道を歩いてきたかっていう…キャリアの話とか(笑)、結構深い話もしましたね?

鈴木 音楽に対する悩みとかが、すごく似ていたんですよね。

片寄 そう。グループ活動をやってきたという共通点がありますし、共感する部分が多かったですね。

鈴木 こんなに考えていることが近しいなんて、めっちゃ意外でしたよね?

片寄 なかなかここまで話せる人はいないので、うれしい出会いでした。例えば、「自分の中で響いている声が聞こえないと、歌いづらいよね」とかそんな話をしたり(笑)。

鈴木 そうそう!「イヤモニってこうだよね」とか。「こういう時はこういうふうに支えるとイヤモニをしていても踊れますよ」みたいな(笑)。

片寄 クリックの話とかもした!

鈴木 クリックの待機音が苦手なんです、私たち(笑)。

――それは結構あるあるというか、ボーカルならば分かち合える悩みなのですか?

片寄 これは結構、人によるんですよ。気にしない人は全然気にしないようなポイントでもあるから。

鈴木 全然気にしない人もいますよね。

片寄 その“気にするポイント”が近いよねっていう盛り上がりだったんだよね。

鈴木 自律神経が乱れてくると声が浮いてくるよね、とか!

片寄 そう、呼吸が浅くなるとか。

鈴木 結構レアケースの人。音に敏感ですよね?

片寄 敏感ですね。お互い耳がいいタイプの人だなと。なので…耳がいい作品になってると思います(笑)。

ーー改めて「推し」という文化について思うことは?

片寄 「推し」という言葉があんまり自分になじみがなくて。そもそも「推し」っていう言葉は…ファンってことでしょ?

鈴木 昔はなかったですよね?「推し」っていう言葉は。

片寄 俺らの世代にはないはずなんだけど。それがやっぱり今、世間を席巻しているから。そこへの理解っていうところから自分はスタートしたという感じですね。

――推しみたいな存在はいらっしゃいますか。

片寄 難しいですよね。趣味とも違うし…。ずっと毎日見続けちゃうのは、霜降り明星さんの YouTubeなんです。これは自分の欠かさない習慣になっていて。1日1本動画を上げてくださるから、1日1本見てしまうっていう。そしてこの2人の関係性が好きだったりするので、これは多分「推し」に近い感覚だろうなとか思うんです。

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