ドラマ

細田佳央太と板垣瑞生にインタビュー!連続ドラマW-30「ドロップ」

――本編では、細かな表情まで品川さんでした。

板垣 すごく似てますよね!?

細田 うわ~うれしいです。良かった。

板垣 歩き方が超似ているんですよ。似過ぎていて怖かったくらい(笑)。

細田 ええ、そこまで意識してなかった…!

板垣 でもそれは撮影現場では言わなかった。それを言って「僕も監督と同じポジだ」みたいな感じで、上から来られたらイヤだから(笑)。

細田 それは絶対ないやん(笑)。

板垣 ヒロシには越されたくない!

――ルパン、森木隆、ワン公を含め、5人のバランスもとてもいいですよね。

板垣 いいですよね〜。この3人も役のまんまだったよね?

細田 まんまでしたね。そしてこのバラバラの5人がそれぞれのポジションを保ちながら自由にお芝居していい土台を作ってくれたのは、(ルパン役の)森永(悠希)さんでした。

板垣 間違いないね。

細田 技術面にとにかく長けていますし、経験値もたくさんあるすごい方なので、とても助けられました。常にどっしりとされているから、監督からは「おばあちゃんみたい」って言われていて(笑)。人生何周目?って思うくらい、貫禄がすごかったですね。森木は森木ですごくカッコイイんですけど、抜けているところもあってそれがいいというか。

板垣 その感じも森木でした! ドジっ子というか(笑)。クールなんだけど、その感じが溢れちゃうのがいいよね。

細田 メーキングも合わせて見てほしいのが森木かな(笑)。ワン公はザ・ひょう依系。何をしでかすか僕らも分からない。だって本番中に急に吠え始めたよね?(笑)

板垣 そうそう!(笑)

細田 でも本人は覚えてないんですって! だからひょう依系だなと。その一言でまとめるのは失礼かもしれないですけど、本当にワン公もワン公な感じがしましたね。

板垣 カラスもすごく変わってるんです。俳優として自分の「こうやりたい」っていう強固な思いを持っている人で。それが頑固にも思えるんだけど、そういう彼の気質が森木の偏屈さをうまく表現しているというか。絶対にブレないし、演技に対してすごく真しに向き合ってる人なんですけど、めちゃくちゃナルシズムもある俳優。そう…ナルシストなんです、彼は!(笑)これは書いておいてください!

――皆さんのやり取りはもちろんのこと、本格的なアクションも魅力的です。

細田 今話したように、熱量が高い俳優さんが集まっているというのが前提としてあるんですよね。本読みの段階からみんな前傾姿勢で臨んでいた中で、アクションシーンは体を動かすからこそ心もより動きやすくなるので、熱量もどんどん上がるんです。だからこそ“生感”の強いアクションシーンにもなっていると思います。

板垣 品川さんも結構アクションに対して熱量が高かったよね。すごくこだわりを持って撮ってくださって。

細田 そうだね。

――ご自分で動いたりも?

板垣 やります! その動きのクオリティーが高過ぎて、「僕もこれをやらないといけないんだ」みたいなプレッシャーもありました(笑)。品川さん自身すごくスキルが高い人なので、そこにみんな引っ張られた部分もありますね。

細田 そうですね。

――1話からヒロシと達也の激しいアクションシーンが繰り広げられますね。

細田 けんかもそうなんですけど、やっぱりあのシーンはオチが最高ですね。あの終わり方が僕はめちゃくちゃ好き。

板垣 はははっ。懐かしいなぁ。あのシーンの撮影、楽しかったね。

細田 楽しかったですね!

板垣 撮影する前に、ディスカッションもたくさんしましたから。勢いのあるシーンだし、もしかしたらテンションで乗り切ってる感じに見えているかもしれないですけど、実はかなり綿密に作ってるんです。リズムもそうだし、セリフの合間でどうアクションを起こすかっていうディスカッションをみんなで重ねましたね。

細田 そうだね。最初から最後まで、僕のやられようがすごいよね(笑)。

板垣 だいぶむちゃくちゃだよね!?(笑)

細田 むちゃくちゃでした(笑)。それも含めて面白かったし、細部まで見て楽しんでほしいですね。

Profile

ほそだ・かなた 2001年12月12日生まれ、東京都出身。最近の主な出演作に、「もしも、イケメンだけの高校があったら」(テレビ朝日系)、映画『線は、僕を描く』『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』など多数。現在、大河ドラマ「どうする家康」(NHK)に出演中。

いたがき・みずき 2000年10月25日生まれ、東京都出身。最近の主な出演作に、映画『HIGH&LOW THE WORST X』、ドラマ「ばかやろうのキス」(日本テレビ)、 NHKスペシャル「超・進化論」、舞台『エヴァンゲリオン ビヨンド』」などがある。7月7日全国公開 映画『交換ウソ日記』や今冬には「正直不動産スペシャル」(NHK)の放送が控えている。

 

連続ドラマW-30「ドロップ」

6月2日スタート

1 2

3

4

関連記事

  1. 舞台『シラノ・ド・ベルジュラック』が日本初上陸!主演・古川雄大が…
  2. 木村拓哉が5年ぶりのコントに挑戦!絶滅危惧種の猫人間に!?有働由…
  3. BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE「…
  4. Snow Man 「ロックアイス」で初CM出演
  5. 森且行と佐藤摩弥が確定申告をPR
  6. 世田谷パブリックシアター、2022年度ラインアップを発表
  7. 2023年3月上演のミュージカル『RENT』全キャスト決定!
  8. 30-DELUX、宇宙Six、室龍太 『のべつまくなし・改』製作…
PAGE TOP
error: Content is protected !!