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『中村勘九郎 中村七之助 春暁特別公演2023』のオンライン合同取材会を実施

2023年3月に全国12カ所で行われる『中村勘九郎 中村七之助 春暁特別公演2023』のオンライン合同取材会が実施され、取材会のオフィシャルリポートが届いた。毎年恒例となった巡業への思い、そして各演目の解説、見どころを中村勘九郎、中村七之助が語った。

05年からスタートした〈春暁特別公演〉は、時期によって〈錦秋〉〈新緑〉〈陽春〉と銘打ち、来春で18回目を迎える。これまでに行った公演を含めて、22年の春には全国47都道府県を制覇するという偉業も成し遂げた。

始まった当初は「こんなに長く続くとは思っていなかった」と言う勘九郎は、「過去の芸談コーナーで〈継続は力なり〉という話をしたこの巡業ですが、私たちはもちろん、中村屋の弟子たちも含め、みんなの力になっていますし、特別公演をきっかけに歌舞伎座や中村座、他の劇場に足を運んでくださる新たなお客さまが増えたことも、続けてきたおかげだと感じています。コロナがまだ不安定な状況ではありますが、来年も全国を巡業ができることは、本当にありがたいことだと思っております」、七之助は「今回も含めてコロナ禍で巡業を行うこと自体が難しかったり、歌舞伎座や東京、大阪といった大都市に行きづらいという地方のお客さまも多い中、私たちがいろいろな場所へ伺い、歌舞伎を見る機会をつくることできるのが本当にうれしいです。中村屋一丸となって、一生懸命良い舞台を皆さまにお見せできたら」と思いを語る。

今回の『中村勘九郎 中村七之助 春暁特別公演2023』は、「トークコーナー」「元禄花見踊」「仲蔵狂乱」「相生獅子」で構成。勘九郎、七之助、鶴松が参加するトークコーナーについて、勘九郎は「全国どこに行っても歌舞伎に縁があったり、史跡があったりするので、地元の方たちとお話できることが和気あいあいとして楽しいですね。歌舞伎は伝統芸能で、堅苦しくて敷居の高いイメージがあるので、まずはお客さまの心の壁を取っ払って演目を見ていただきたいという気持ちがあります。ですので、できるだけ素の部分というか、飾らないことを意識してお話をするように努めています」、七之助は「兄が言った通りで、地元のお客さまと出会えることはもちろん、何度か伺った土地にはなじみの店や必ず行く場所があります。私事ではありますが、私がMCを務めているラジオ番組のInstagramのために、劇場の近くの名所や神社、歌舞伎に縁のある場所に行くようにしてるのでトークの幅は広がったと思います。事前に頂いたお客さまの質問を通じていろいろなコミュニケーションが取れるのがいいですね」とコメント。以前のように手を挙げた方と直接話すことはかなわない時期ながら、その土地ならではの話題が飛び出すトークコーナーを楽しみにしている様子だった。

「元禄花見踊」は春にぴったりの華やかな演目となる。七之助は「トークコーナーを経て〈春暁特別公演〉の歌舞伎、その踊りの一発目なので、何も考えずにきれいなものを見ていただいて、その歌舞伎の世界観に入っていただこうかなと思うような踊りです。一緒に花見をするような気分でご覧いただければ幸いです」。勘九郎は「元禄期の男と女が華やかに踊るので、まずビジュアルが見どころ。衣装の美しさや当時の頭のかつらの結い方を、目で楽しんでいただける演目です」と紹介した。

「仲蔵狂乱」の上演は、本興行では60年の歌舞伎座以来。21年にNHKで放送された「忠臣蔵狂詩曲No.5 中村仲蔵出世階段」で中村仲蔵を演じた勘九郎にとっても縁のある演目といえる。出演する勘九郎は「なかなか本興行で出ない珍しい踊りを披露するのも、この特別公演のいい部分。仲蔵さんが出世をしていくサクセスストーリーは落語や講談でも有名ですが、彼は志賀山流の養子になった踊りの名手です。今でも〈仲蔵振り〉は受け継がれている、なかなかいない歌舞伎役者の一人でもあります。〈狂乱雲井袖〉という本外題ですが、中村仲蔵さんが出てくるわけではなく、でも仲蔵さんが有名だから仲蔵狂乱という名前が入ってしまうぐらいの狂言なんですね。とてもしっとりとした、私もあまり手掛けたことのないような踊りだと思います。気が狂っていると偽っている役なので、踊りの中でその部分と正常な部分を踊り分けて見せるのが見どころの一つなのですが、すごい細かいんです(笑)。この難しい踊りを、現代のお客さまにどれだけ楽しんでいただけるかが、踊り手の腕の見せどころ。久しぶりの演目、そして仲蔵さんという私たちにとっても縁のある人物が演じた役ということで、楽しんでいただければと思います」と意気込んだ。

ラストを飾る「相生獅子」は、七之助と鶴松が2人の美しい姫を演じる。七之助は「石橋物の中でも古い作品で、前半はお姫様が2人出てきて華やかに女心だったり口説きを見せる、品良くきれいな格式高い踊りをご覧いただき、最後は獅子になって出てきます。お姫様の格好で毛を振るという珍しい形の踊りなので、一つの相生獅子という演目の中で、いろんなバージョンの2人が見られる作品です」と説明。「鶴松と2人でがっつり踊ることもなかなかないんじゃないかと思います」とのことで、そこも見どころとなりそうだ。

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