出演者2人で10人の登場人物を演じる、ミュージカル『ダブル・トラブル』。7月から8月にかけて上演してきたSeasonA・SeasonBに続き、林翔太、寺西拓人、原田優一、太田基裕が出演するミュージカル『ダブル・トラブル』~2022 夏 Season Cが9月5日に自由劇場にて開幕。このたび、原田優一と太田基裕からコメントが届いた。
物語は、作詞家ボビーと作曲家ジミーの兄弟がハリウッドのメジャームービーの楽曲を手掛ける大チャンスをつかむところから始まる。だが、与えられた時間はたったの数時間、気に入ってもらえなければ即クビ! さまざまに降り掛かる困難を何とか乗り越えながら、恋に仕事に大奮闘! 抱腹絶倒コメディーミュージカルだ。
登場人物はボビーとジミー兄弟のほか、映画会社の社長や秘書、演出家、司会者、スター女優など約10人。この10人を、たった2人の出演者とピアノ演奏だけで表現する。
翻訳・訳詞は今作で第14回小田島雄志・翻訳戯曲賞(2021年)を受賞した高橋亜子、演出は「第27回 AMD アワード」を受賞し、ミュージカルやストレートプレイ、ライブ演出などジャンルレスな活躍を見せるウォーリー木下が務める。
この夏を締めくくる形で、いよいよ開幕したSeasonC。出演は、SeasonBにも出演した林、寺西に加え、前回の公演で見事にジミー・マーティン兄弟を演じ切って高い評価を得たコンビ再来。伸びやかな歌声と自由自在な表現力が持ち前の原田が兄で作曲家のジミーを、舞台を中心に多彩なジャンルで活躍、スマートな二枚目からパワー炸裂の三枚目まで硬軟自在に演じ分ける太田が弟で作詞家のボビーを演じる。
息ぴったりのコンビネーションが素晴らしい原田&太田ペアが、今回も舞台をところ狭しと暴れ回る!
[原田優一コメント]
ついに『ダブル・トラブル』の世界に飛び込む時が来ました。もちろん、一年前のあのドタバタは健在ですが、今回はさらに各キャラクターを掘り下げる作業と、物語の解釈をゆっくりひもとく作業もできたのではないかと思います。そして何より、キャスト&スタッフの皆さまの再集結により、それぞれのアイデアを出し合って建設的な話し合いが持てる現場になったことに感謝しています。後はお客さまと共に完成させる作品です。ご来場を心よりお待ち申し上げております。
[太田基裕コメント]
再演ということで初演よりもまた少し掘り下げることができたように感じます。ご観劇されるお客さまが楽しく、温かい時間を過ごせるように僕ら自身も楽しみながら千秋楽まで走り続けたいと思います。最後まで応援のほどよろしくお願いします。
公演は9月13日(木)まで、東京・自由劇場にて。
撮影◎岡千里