ジャニーズJr.の小川優が単独初主演を果たした舞台『淡海乃海‐現世を生き抜くことが業ならば‐』が、5月20日に東京・東京ドームシティ シアターGロッソにて開幕した。
イスラーフィールの小説家デビュー作で、書籍版は累計80万部を突破(電子書籍含む)し、書籍化以外にもこれまでにコミカライズ、オーディオブック化、二度の舞台化を実現してきた「淡海乃海」シリーズ。舞台化初演版作品を大胆にアレンジして送る本作は、転生時代劇ドラマだ。
演出には舞台『ヨルハ』シリーズや舞台『キューティーハニー』を手掛けた松多壱岱を迎え、主演の小川のほかメインキャストに三浦海里、西川俊介、堀田竜成、高木トモユキ、HKT48の武田智加、剣持直明、仲万美、小宮孝泰、賀集利樹、さらに光GENJIの元メンバーで現在は舞台を中心に俳優として活躍する内海光司とさまざまなジャンルから個性豊かなキャストがそろった。
本作は、戦国武将・朽木基綱の生涯を大胆に描く大河ドラマ。主人公で、転生した先の肉体となる朽木基綱(竹若丸)を小川が、
転生前の現代に生きる普通のサラリーマン「俺」を内海が演じる。
初日前には公開ゲネプロと取材会が行われ、小川、内海、賀集、小宮、武田らが登壇した。
本作の見どころについて小川は「“竹若丸”と“俺”とのやりとり、それから自分の中での葛藤、その葛藤が生まれたことで起きるせめぎ合いを見てほしいです。普通の歴史モノと違った、内海さん演じる現代の50歳のサラリーマン“俺”が転生してきたからこそ起こりうることの面白さを楽しんで見ていただけたらと思います」とアピール。
単独初主演舞台を務めるに当たって、初共演で事務所の大先輩でもある内海に相談したという小川。「単独初主演ということで、座長として何をしたらいいのかはいまだに分かっていないんです。で、内海さんに相談したら“特別なことはしなくていい。頑張ってできることをやって、先頭を走ってみんなを付いて来させればいい”とアドバイスを頂いたので、そうやっていこうと思っています」と意気込みを語った。
内海については「本作で初めてお会いして、大先輩だから怖いだろうという気持ちもありましたが、とてもフランクに話をしてくれて、失礼かもしれませんが、お兄ちゃんみたいです。ご自分では人見知りだと言っていますが、絶対にうそだと思います。共演のみんなに飲み物を配っている姿は、ジャニーさんみたいでしたよ」と明かした。
公演は5月29日(日)まで、同所にて。
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