関西ジャニーズJr.の福井宏志朗と奥村颯太がW主演を務める舞台、SHY BOYプロデュース『キャッシュ・オン・デリバリー』が、5月20日に名古屋・ウィンクあいちにて開幕した。
上質な翻訳劇を日本に紹介することを目的に1年に1本のペースで作品を発表しているユニット「SHY BOYプロデュース」第4弾公演となる本作は、イギリスを代表する喜劇・笑劇作家マイケル・クーニーの代表作。ハイスピードで交わされるセリフ、次々と変わるシチュエーション、キャストの表情など、一瞬も目が離せないハートフルコメディーだ。
2018年に上演し好評を博した作品で、今回はW主演の福井、奥村のほか、ヒロインにはSKE48チームSリーダーの松本慈子を迎え、装いも新たに上演。吉原雅斗、東てる美、清水順二らが共演している。
初日公演を前に公開ゲネプロと取材会が行われた。取材会に登壇した福井と奥村の2人が、初日を迎えた思いと公演に向けた意気込みを語った。
――ゲネプロを終えての感想をお願いします。
福井「こんなに疲れるとは知りませんでした。でも(稽古場より)舞台のほうがテンションが上がって、動きもよくなって楽しくなったのは感じました。自分が楽しくやってるのが一番なので、(お客さんに)伝わったかなと思ってよかったです」
奥村「ゲネをやる前よりも楽しかったです、テンションが上がって。体が軽くなっているのを感じましたし。アクシデントもありましたが、楽しいなぁと思えました」
――関西弁が出ないようにお芝居をされていますね。
奥村「僕は声優とかナレーションの勉強をしていて、標準語に直していたので、あまり苦労はしなかったです。福井くんは大変そうでしたが(笑)」
福井「僕はきつかったです。元々、関西弁がきつい人間なので矯正するのに今でも苦労しています。関西弁でも標準語でもないようなしゃべり方になっています(笑)」
――改めて公演に向けてのメッセージを。
福井「初日のお客さまの反応がどうなるのか、まだつかめてないですけど、やってみたらたぶん笑いが起きるだろうと期待しながら、初日の1公演目を頑張っていきたいと思います」
奥村「この初日をスタートラインにして、クオリティーを上げて、清水(順二)さんも言われましたが、東京公演を夢見て、できるように、このメンバーで頑張っていきたいと思います」
名古屋公演は5月22日終了。大阪公演が6月3日(金)~5日(日)までサンケイホールブリーゼにて。
撮影◎愛(リ・ジュエ)