和田優希(Jr.SP/ジャニーズJr.)主演、鈴木大河(IMPACTors/ジャニーズJr.)共演で、舞台『アナザー・カントリー』を6月から7月にかけて東京、大阪、福岡にて上演する。
1930年代のイギリス。上流階級の子息が学ぶパブリックスクールを舞台に、伝統と規律を重んじる男子だけの寄宿生活でみずみずしく描かれる少年たちのロマンス、抵抗と葛藤、そして挫折。果たして、彼らの本当の居場所はどこにあるのか?
『アナザー・カントリー』は、劇作家ジュリアン・ミッチェルによって書かれた戯曲。81年にロンドンのウエストエンドのグリニッジ・シアターで初演してロングラン。同性愛に対する偏見が強かった当時、そのタブーに鋭く斬り込んだ本作は大きな衝撃と感動を巻き起こして翌年のウエストエンド劇場協会賞(現ローレンス・オリヴィエ賞)で最優秀演劇賞を受賞した。
84年にはマレク・カニエフスカ監督により映画化。特に日本では英国美少年ブームの先駆けとして、今なお絶大な支持を得ている作品だ。
この伝説の名作に、日本のカンパニーが挑む。演出を務めるのは、これまでも数多くの海外戯曲を手掛けて繊細な心理描写で知られる鈴木勝秀。
キャストは、自由を求める同性愛者ガイ・ベネット役に和田(Jr.SP/ジャニーズJr.)、ガイの盟友で共産主義に傾倒するトミー・ジャッド役に鈴木(IMPACTors/ジャニーズJr.)。そのほか、多和田任益、嘉島陸、山時聡真、岡田翔大朗ら気鋭の若手俳優が集結し、ホルスト作曲「木星」が流れる中、あたかもドキュメンタリーのような世界が舞台上で繰り広げられる。
思春期ならではの真っすぐな熱情と思考、権力闘争、階級社会への疑問、資本主義と共産主義の対立など、さまざまなテーマを内包した本作。特に世界が混沌としている現在、自分らしく生きるには?の問いは、見る者に多くの気付きと勇気をもたらすことだろう。
[ガイ・ベネット役:和田優希(Jr.SP/ジャニーズJr.)コメント]
今まで舞台の経験がなく、しかも今回は主役を務めるということで、最初は「本当に和田で良いのか!?」と思いました。が、初めてだからこそ、そんなに作ろう作ろうとしなくても、この舞台色に染まることができる気がします。1980年代にイギリスで話題となった『アナザー・カントリー』の舞台や映画を知っている方も多いと思いますが、そのイメージを壊さないように演技していきたいです。共演の鈴木大河くんは2歳上の兄貴分なので頼れるところは頼りつつ、お互い演技を高め合いながら頑張ります。
[トミー・ジャッド役:鈴木大河(IMPACTors/ジャニーズJr.)コメント]
いろいろなところで制服を着て高校生役をやりたいと言っていたので、今年24歳になるのですが、舞台の中で高校生活を楽しみたいと思います。こういった舞台は初めてですが、役を演じるのではなく、その役になれるよう、全力でぶつかります。和田くんはまぶしいです(笑)。彼に負けないくらいのフレッシュさと演じるトミーの芯のあるところ、存在感を示していきたいです。IMPACTorsの鈴木大河とは違った僕をお見せできると思いますので、ぜひ楽しみにしていてください!
公演は6月24日(金)~7月3日(日)まで東京・よみうり大手町ホール、7月7日(木)~10日(日)まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール、7月12日(火)、13日(水)福岡・キャナルシティ劇場にて。