ひょんなことから“ドラァグクイーン”になった人々を描いたドタバタコメディー、舞台『リプシンカ~ヒールをはいた男!?たち~』。13年前の2009年、今はなき吉本興業の京橋花月で初演し好評を得て、11年に新宿シアターサンモールで新キャストにて再演された本作が装いも新たに6月再々演される。
初演時はまだ“ドラァグクイーン”は知る人ぞ知る存在だった。それから十数年、マツコ・デラックス、ミッツ・マングローブ、ナジャ・グランディーバなどの活躍により、“ドラァグクイーン”という名称が次第に知られるようになった。海外のミュージカル、映画やテレビではBL(ボーイズラブ)作品が数多く作られ、さらにLGBTQという言葉が盛んに聞かれるようになっている。
出演は、リストラされたサラリーマン“大原力”に室龍太。「リプシンカ」オーナーには彦摩呂が初演と再演から続投する。また、元宝塚男役トップスターの髙汐巴、元劇団四季の看板俳優・下村青、バレエ大好きで人気の吉本新喜劇の松浦景子、小谷嘉一、菊池ハルらも出演し、物語を紡ぐ。
さらに、八方不美人(ゲスト出演)、ナジャ・グランディーバ(特別出演)、また実際に活躍する“どらドラァグクイーン”たちも登場し、舞台に“華”と“毒”を添える。
[室龍太コメント]
舞台『リプシンカ~ヒールをはいた男⁉たち~』に出演させていただくことになりました。僕は“大原力”というリストラされたサラリーマン役を努めさせていただきます。自分のことはさておき、「誰かのために立ち上がる」、そんな“大原力”にすごく心を動かされました。すてきなキャストの方々とスタッフの皆さんで協力し、すてきな作品をお届けいたしますのでぜひ、劇場にお越しください。
公演は6月17日(金)~19日(日)まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール、6月22日(水)~26日(日)まで東京・銀座博品館劇場にて。