丸美屋食品ミュージカル『アニー』の東京公演が、4月23日に新国立劇場 中劇場にて開幕。前日に初日前会見と公開ゲネプロが行われた。
ミュージカル『アニー』は1986年に日本テレビ主催による公演がスタートして以来、全国で約183万人もの人たちに深い感動を与え続けてきた国民的ミュージカル。
1933年のニューヨークを舞台に、逆境の中でも明日を夢見て生きる少女アニーと大富豪ウォーバック氏との交流を描いた作品。17年に山田和也を演出に迎えて、テンポがよく現代的な演出で好評を博し、今年で37年目を迎える。
初日前会見にはアニー役の山崎杏と山本花帆(Wキャスト)、ウォーバックス役の葛山信吾(※「葛」は旧字体が正式表記)、ハニガン役のマルシア、グレース役の笠松はる、ルースター役の財木琢磨、リリー役の島ゆいかが登壇した。
アニー役の二人は、山崎「今日のゲネプロの前はとても緊張してましたが、舞台に立ったらすごく楽しくできました。しっかりと体調管理をして、明日の初日に備えたいです」。山本「アニーは主役なので、歌、ダンス、演技でやることがたくさんあるので、全てをこなして覚えるのが大変でしたが、稽古でいろいろ頑張ってきたことを出し切りたいです」と笑顔で初日を控えた思いを口にした。葛山は「久しぶりのミュージカル出演でダンス、歌のパートは迷惑を掛けたかもしれないですが、アニーの二人や共演者、スタッフの皆さまと楽しく最後までやり抜きたいです」と語り、財木は「出演できること、無事に開幕できることが改めて幸せです。この作品がなぜこんなに愛され、上演を重ねているのか、見たら分かります。毎公演、『アニー』の素晴らしさが届くように、真心を込めて楽しんで演じたいです」とアピールした。
今回の『アニー』は、シーンを厳選して内容を凝縮。新型コロナウイルス感染拡大予防対策を取って約90分(休憩なし)の特別バージョンで上演する。
東京公演は5月8日(日)まで同所にて。夏場には宮城、大阪、金沢、名古屋公演も予定されている。
写真提供◎Annie2022 ©NTV