三代目J SOUL BROTHERSの登坂広臣のソロプロジェクトとして活動中のØMIが、ニューアルバム『ANSWER…』をリリース。アルバム制作への思い、現在開催中のツアー「ØMI LIVE TOUR 2022 “ANSWER…”」についてのウェブインタビューを前後編でお届けします。
今回のウェブ記事と連動したインタビューを、撮りおろし写真と併せて2月24日(木)発売の月刊TVfanに掲載いたします。こちらもぜひご覧ください。
――このアルバムを制作することになった経緯は?
制作すること自体は、2年前に『Who Are You?』というアルバムを制作している時から決めていました。『ANSWER… SHADOW』と『ANSWER… SHINE』のパッケージにもあるように白と黒、光と影で自分を表現した、思いをたくさん込めたアルバムになっています。
――いつもは今市隆二さんとお二人で歌っていらっしゃるわけですが、ソロプロジェクトをやることで、それぞれの良さや違いに気付きも?
もちろん、グループの音楽作りは長年ずっと二人でやってきた部分で。ソロデビューして僕も5年になるんですけど、グループ活動とソロでの歌唱は別物で、二人で歌うことにも、ソロにも、それぞれ良さがあるなと強く感じています。グループ活動におけるボーカルとしての自分はまた別にいて、ソロの自分の方が等身大の自分でいるなという感じがしています。
――前のツアーも今回のツアーも、いろいろな地方を回られていますが、土地ごとに違いは感じますか?
全然違いますね。恥ずかしがり屋な方がたくさんいる場所もあるし(笑)、逆にスタートからラストまでずっと熱中しているところもある。土地柄ってあるんだなって、ステージから見ているとめちゃくちゃ分かりますね。分かりやすく言うと、例えば関西の方はライブをやっている時、こっちが100打ったら100返ってくるというか、そういう感覚があるんですけど。例えば九州の方なら、最初から100投げて100ノッてくれるというより、最初はまず見て、どんな感じなんだろう…というような感じで入ってくる方が多くいらっしゃったりするんです。土地土地によって雰囲気も違うし、やっぱりそれをステージ上で感じるからこそ、“この人たちをどうやったら最高の場所へエスコートできるかな”っていうのを常に考えています。本来だったらここはこうあおったりはしないけど、あえてあおってみたりとか、あおり方一つにしてもテンションをもっと上げて言おうとか、落ち着いた言葉で言った方がいいのか…とか。会場ごとの空気を感じて、お客さんと対話するようなイメージですね。その中で、僕がエスコートして最高潮に持っていく。その行き方を自分で瞬時に判断するということを長年やり続けているし、特に僕はボーカルなので言葉で直接エスコートすることになるわけで。それは長年の経験で積んできた部分で身に付いているものなので、ソロでも引き続き、会場ごとに盛り上げていきたいなと思います。「盛り上がりたいけど、どうしていいか分かんない」って空気感だとしても、こっちから思いっきりあおって思いっきり引き込んでいきますから。
――今年のツアー、各会場でたくさんのファンの方に会えるのが楽しみですね。
そうですね! 今回は初めて行く場所も多いんです。プライベートでも生まれてから一度も行ったことのない場所、地域とかにも行くので。だから僕自身もいろんな土地でファンの方に会えるのが楽しみです。
Profile
おみ 1987年3月12日生まれ、東京都出身。登坂広臣として三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのボーカルとしても活躍中。昨年2月に自身がプロデュースするプロジェクト「CDL entertainment」の本格始動に伴い、ソロアーティスト名義をHIROOMI TOSAKAからØMIに改める。
ØMI
New Album「ANSWER…」
発売中
通常盤 \3.300(税込)
LDH Records
ØMI LIVE TOUR 2022 “ANSWER…”
静岡:3月12日(土)、13日(日)@静岡エコパアリーナ
東京:3月26日(土)、27(日)@武蔵野の森アリーナ 総合スポーツプラザ メインアリーナ
熊本:4月2日(土)、3日(日)@グランメッセ熊本
神奈川:4月16日(土)、17日(日)@神奈川・ぴあアリーナMM
大阪:4月23日(土)、24(日)@大阪・大阪城ホール
愛知:4月27日(水)、28(木)@日本ガイシホール
文◎田中莉奈