五重人格のサリー・ポーターが主人公のダニエル・キイスの小説「五番目のサリー」を、ミュージカル『王家の紋章』『アルジャーノンに花束を』『ドリアングレイの肖像』『ミュージカル イヴ・サンローラン』など数々の名作を手掛ける荻田浩一の脚本・演出で、『五番目のサリー』~The Fifth として今年10月に舞台化されることが決定した。
離婚歴のある地味なウェートレスのサリー・ポーターは、自分の中にデリー、ノラ、ベラ、ジンクスという四つの異なる人格を持っていた。デリーは楽天家でウェートレスの仕事を心から楽しむことができる。ノラは自殺願望のあるインテリで精神分析の書物や前衛芸術が大好きで、自分で絵も描くアーティスト。ベラは歌とダンスが大好きで、ひそかに女優になることを夢見ている。ジンクスは最も危険な人格で、憎悪にまみれた彼女は離婚した夫や主治医のロジャーを殺してしまおうと思っている。
この難役に挑むのは宝塚歌劇団を退団後、数多くの話題作に出演し続ける彩吹真央。共演には仙名彩世、小野妃香里、藤田奈那、中河内雅貴、大山真志、荒井敦史、井澤勇貴、小寺利光、そして駒田一が脇を固める。
舞台経験豊富な実力派キャストがそろい、五重人格のサリーの心に迫る!
公演は10月21日(木)~30日(火)まで、東京・よみうり大手町ホールにて。