NHKで1925年から放送し続けているラジオドラマを基にした朗読音楽劇の第1弾「NHKラジオドラマよみステージ音楽劇『ブンとフン』」が、8月、9月に東京と大阪での上演が決定した!
コロナ禍でも多くの人が体感し楽しめるエンターテインメントを目指し企画された本企画の第1弾には、井上ひさしの小説家デビュー作となった記念碑的作品「ブンとフン」をお届けする。井上がNHKラジオのために書き下ろした後、書籍化もされた伝説の作品だ。脚本・演出のG2によってNHKラジオドラマ版と小説版を合わせ、令和版としてよみがえる。
主演はA.B.C-Zの橋本良亮。売れない小説家のフン役を演じる。橋本は、今作の出演に当たり「1969年に産声を上げた『ブンとフン』を半世紀を超えて、私自身が表現できると聞いた時は高揚感を覚えました。井上ひさしさんが作り上げたものに黒柳徹子さんが魂を込めて表現された作品。井上さんのユニークな作品を数々世に出されたルーツを、G2さんの演出で早く皆さまにお届けしたい気持ちでいっぱいです。ぜひこの世界観を味わっていただけたらうれしいです」と意気込みを語った。
黒柳徹子が当時演じて大きな話題を呼んだブン役には、ドラマや映画の出演が続く浅川梨奈が決定。そのほか、大高洋夫、松永玲子、林田一高、鹿野真央、升毅ら実力派俳優が脇を固める。音楽・演奏は、数多くの舞台音楽を手掛けるかみむら周平が担い、オリジナル楽曲で作品を彩る。
小説家フンが書いたキャラクターのブンが現実に現れ、ナレーターが物語に参加したり、歌の場面がふんだんに盛り込まれたりと、当時としてはラジオドラマの枠をぶち壊す破格な作品として語られる本作。令和版ではさらに、オリジナル楽曲による歌唱も予定している。疾走感あふれる奇跡のコラボレーションが実現する!
公演は8月25日(水)~9月2日(木)まで東京・よみうり大手町ホール、9月11日(土)、12日(日)大阪・サンケイホールブリーゼにて。最新情報は、公式HP にて随時公開。