三宅健主演の舞台『陰陽師』が、2022年2月、3月に東京・新橋演舞場、3月に京都・南座で上演されることが決まった。
新橋演舞場・南座での初主演となる三宅が挑むのは、映画、舞台、歌舞伎などさまざまなジャンルで取り上げられてきた夢枕獏原作による「陰陽師」。主人公・安倍晴明は繊細で聡明な性格だけでなく、友であり大切なパートナーである源博雅との固い絆や互いを思う心など、人間味のある姿も魅力の人物。数々の舞台に立ち、唯一無二の魅力で観客を魅了してやまない三宅が、どんな安倍晴明を創り上げるのか楽しみだ。演出はストレートプレイ、ミュージカルなど多様なジャンルの作品を手掛ける鈴木裕美。三宅と鈴木は18年に上演された『二十日鼠と人間』でもタッグを組み、繊細な人間描写で高い評価を得た。どのような化学変化が再び起こるのか、こうご期待! そして上演台本は、数々の作品を手掛けるマキノノゾミが担当する。
ダンスや殺陣などを取り入れ、新橋演舞場・南座という大劇場ならではの劇場空間を存分に生かし創造される、これまでにない新しい『陰陽師』が誕生しそうだ。
[三宅健コメント]
これまで『陰陽師』は映画、ドラマ、アニメにもなり、海外でも人気のある作品です。そんな有名な作品に出演させていただけることをうれしく思います。そして、演出家の鈴木裕美さんとまたご一緒させていただけることをとても楽しみにしています。僕が演じる安倍晴明は、頭脳明晰(めいせき)、冷静沈着で何事にも動じない人物というイメージが強いです。今回の舞台では、無二の親友である博雅との関わりの中で、これまでの数々の作品では描かれてこなかった安倍晴明の感情の発露や人間らしい部分が脚本のマキノノゾミさんによって書き上げられます。今までにない『陰陽師』になると、期待に胸を膨らませて楽しみにしています。