2020年、内博貴主演で小説家太宰治の生きざまを描き、大好評を博した舞台が装いも新たに「浪漫舞台 新装『走れメロス』~小説 太宰治~」として今春上演される。
本作は、小説家である太宰治の若き頃、多くの作家たちとの友情や彼が愛する女性たちとの愛や苦悩に満ちた波乱の人生を題材として、太宰と共に当時を駆け抜けた親友で作家の檀一雄が書き上げた回想録「小説太宰治」をベースに書き下ろした舞台作品だ。
出演は、数々の舞台作品で活躍を続ける内博貴が小説家・太宰治役に再び挑む。新装上演に当たり、小山初代役と太田静子役(二役)を佐藤江梨子、山崎富栄役を北原里英、津島美知子役を原史奈、佐藤春夫役を市川知宏、柿野要一郎役を小川史記、山崎晴弘役を下村青ほか実力派俳優が集結して務める。
さらに、内との舞台作品初共演となる内海光司が、太宰が信頼を寄せる小説家の井伏鱒二役を演じることも話題だ。
檀一雄や井伏鱒二ら数々の文豪たちとの友情、太宰が愛する女たち、小山初代、津島美知子、太田静子、山崎富栄らとの浪漫と波乱に満ちた日々が新たな出演者たちにより、さらに深く描かれる。太宰が愛した、なじみ深い当時の名曲歌唱も見どころだ。
内が新たな魅力的なキャストと共に、装いも新たに描く本作にご期待を!
[内博貴コメント」
太宰治は、破天荒でめちゃくちゃな人のようでしたが、男の本能のままに生きた人で、そうした太宰の生き方に引かれ、また演じたいと思っていたので、実現して素直にうれしいです。今回、共演する皆さんが変わるので、新たな作品として、太宰治のキャラクターを一層深堀りした役作りで舞台を見せられればと思います。また、内海さんと舞台作品で初共演となるので、いい刺激を頂きながら挑めればと思います。そして、前回以上に、男らしさや男の色気も意識して、これまでになかった新たな一面を見せられるよう演じたいと思います。
公演は3月5日(土)、6日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、3月12日(土)~21日(月)まで東京・自由劇場にて。