芥川龍之介の晩年の代表作『河童』。奇抜な発想と批評力で時代を超えた普遍性を生み出し、日本近代文学の不朽の名作の一つとされている本作の舞台上演が決定した! 少年忍者/ジャニーズJr.の織山尚大主演、青木滉平の出演が決定し、空想科学劇『Kappa』として6月に東京と京都で上演する。
本作で主人公・第二十三号役を務めるのは、2020年11月上演の『ELF The Musical』でミュージカル初出演を務めた織山尚大。近未来の矯正施設に収容され、かっぱの国での体験について物語る第二十三号を演じる。同じく少年忍者/ジャニーズJr.のメンバーとして活動する青木滉平は、本作がジャニーズ公演以外の舞台初出演となる。演じるのは、第二十三号に追われたかっぱで彼と最も仲良くなるという役どころだ。その他、木ノ本嶺浩、川口龍、市川しんぺー、コング桑田ら個性豊かな俳優陣が集結する。
上演台本・演出を手掛けるのは、SixTonesの京本大我主演『BOSS CAT』(18年)、A.B.C-Zの塚田僚一主演『Mogut』(20年)などの台本・演出をはじめ翻訳劇からオリジナル戯曲まで数多くの演出作品を手掛けてきた鈴木勝秀。大正時代に発表された哲学的な本作を、時代を超えた今、近未来風かつポップな形でアレンジし、歌やロックバンドの演出も合わさって今もなお普遍的なメッセージをお届けする。
[織山尚大コメント]
この作品は、僕にとって初めて主演を務めさせていただく大事な作品です。クリエーティブな発想を舞台に詰め込んで自分の可能性を広げられるように失敗からいろんなものを学びながら形にしていって、最後にはお客さまに見せられる形にできればいいなと思っています。
[青木滉平コメント]
初めての舞台でうれしさと驚きがありましたが、今は不安も大きいです。僕がまさかジャニーズ公演以外の舞台に立たせていただけるとは思っていなかったので、ずっと応援してくれているファンの皆さんと一緒に喜びたいです! 同期で同じ少年忍者のおり(織山尚大)と同じ舞台に立てるので、頼れるところは頼って、おりの不安は支えてあげたいと思います。舞台は初めての経験なので、たくさん勉強したいと思います。
公演は6月5日(土)~13日(日)東京・品川プリンスホテルステラボール、6月25日(金)~27日(日)まで京都・ロームシアター京都サウスホールにて。