A.B.C-Zの塚田僚一の4年ぶりとなる単独主演舞台『Mogut』~ハリネズミホテルへようこそ~。先行の大阪公演を終えて、東京公演が1月21日(木)に品川プリンスホテル ステラボールにて開幕。初日公演を前に、公開ゲネプロと取材会が行われた。
本作は、おとぎ話に軽快な大人テイストを盛り込み、舞台オリジナルのロック・ミュージックを織り混ぜたハードで純粋なエンターテインメント作品。ロンドン郊外にあるハリネズミ専用のホテルに、モグラのモグーが客として泊まり込んだことで起こる珍騒動を描く。原作は鈴木舞、上演台本・演出は鈴木勝秀が務める。
ゲネプロの前に舞台上で行われた取材会には、モグー役の塚田をはじめ、細見大輔、菅原りこ、田村雄一、辰巳琢郎らメインキャストと、鈴木勝秀が登壇した。
あいさつに立った塚田は「モグー役の塚田僚一です。このタイミングでステージに立たせていただけることが本当にありがたいことだなと感じていまして、なんとしても全公演無事に終えることです。それ以上でもそれ以下でもなく、そこを目指してキャスト、スタッフ一丸となって頑張っております!」と意気込みを語った。4年ぶりの単独舞台について聞かれると「最初は、4年ぶりということとモグラの役ということで“どうなるんだろう”と不安な部分もあったんですが、話を頂いて稽古を積み重ねるうちに、“また明日も稽古に行きたいな、やっぱりお芝居楽しいな”というのを改めて感じて、その“楽しい”がどんどん更新していって、今に至る感じです。本当に、ステージに立てるということが今ではありがたいことだし、うれしいことだなと思っています」と、舞台出演ができる喜びを実感してる様子。
ホテルの支配人(ハリネズミ)役の辰巳は、コロナ禍での公演という現状に「こういう時期で大変なんですけども、こういう時期だからこそ、明るいお芝居、未来に向けてのお芝居が必要だと思っています。決して、舞台芸術というのは不要不急なものではないと信じてやってきております。お子様にも十分楽しめる理解できる作品です。かつ、舞台の良さというか、熱を伝えらえる作品です。今回は配信をあえてせずに、生の舞台の良さをぜひ感じていただければと思います」と、公演への熱い思いを口にした。
取材会の最後は、登壇者を代表する形で塚田が改めて「みんなで力を合わせて、見にきてくれる皆さんに楽しんで頂けるよう全力を尽くします!と元気いっぱいに宣言した。
公演は1月31日(日)まで同所にて。
©「Mogut」製作委員会/岩田えり