佐藤アツヒロの主演舞台「hymns(ヒムス)」(脚本・演出・鈴木秀勝)が11年ぶりに再演されることになり、4月11日に東京・博品館劇場で初日を迎えた。
佐藤が演じるのは、若くして名のある美術展で大賞を受賞するも、今は売れない画家のオガワ。「僕の10代の生活と20代の生活、(手を下にカーブさせながら)こうなっていく感じがちょっと似てる」と笑いを誘いながら、作品の見どころをアピール。
画商・ナナシを演じる中山祐一朗が「オガワさんに対してボロカスに言っていて、これだけひどいことを言ってよく、あっくんは受け答えしてくれるなあ。嫌にならないかな、というほどボロカスに言ってる」と心配するが、佐藤は「(自身の経験が)うまくリンクしているので平気(笑)」と、いっこうに気にしていないそぶりを見せ、役に集中していた。