舞台「カクタス・フラワー」が、11月10日から東京・DDD青山クロスシアターで開幕。初日公演前に公開フォトコール及び会見が行われた。本作は1965年にブロードウェーで初演され、1234回もの大ロングランを記録した作品で、日本では「サボテンの花」の邦題で知られている。訳ありのユニークな6人の登場人物たちが繰り広げる、爆笑必死な正統派コメディー。演出は板垣恭一。軽快なテンポのストーリーながら、人間の愚かさ、愛おしさを見事に描き、最後は心がほっこりする舞台だ。キャストは、水夏希、吉田栄作、増田有華、松本幸大(宇宙Six/ジャニーズJr.)、松尾伴内、青木さやかと個性豊かな6人が揃った。フォトコールの後には会見が行われた。
吉田「僕は中年の歯科医役。仕事も私生活も順風満帆だったんですが、好きになった若い彼女についてしまった嘘から大変なことになっていく。でもやがて、本当に大切なモノを知り、真実をつかんでいくという、いい感じのほっこりする作品になっています。大人が観られるラブストーリーはなかなかないので、ぜひ来てほしいです。これだけのメンバーが集まりましたからね。日本代表と言っていいんじゃないかと(笑)。今日から力を合わせてがんばりたいと思います」
水「男役が生かされるような役ではありますが、後半は、そのきちっとした真面目な女性が解放されていきます。吉田さんとの仲がどうなっていくか? 観てのお楽しみです」
松本「僕は作家志望の青年役ですが、それ以外に、ラッパーもやりますし、途中でウエーターもやります。僕の人生の中でやったことのない役をやらせてもらえて、いい経験だなと思いながらも、皆さん、すごい方なんで、まずは負けないようにしたい」
公演は12月8日まで同所にて。12月11日に大阪・サンケイホールブリーゼ、13日に静岡・静岡市清水文化会館(マリナート)大ホールにて公演あり。
撮影/田中亜紀