日本でも最近あると思うのですが、コンピューターで作られたキャラクターなんです。アダムという歌手という設定のキャラクターだったんですが、歌は僕が歌ったんです。そのアダムが話題になって、アダムがCMにも出演したりしました。キャラクターなのでストーリーが作られていて、アダムが学校に入学したとか、そういう面白いエピソードもありました。
――実際に形は存在しないけれど、ウワサだけあるというものだったのですか?
形も作られたんです。でも、何か活動するたびにアニメーションを作らなければならないし、活動には制限がありました。ところが、ここにきて、ちょうど先日、韓国から連絡があって、かつて有名だったサイバー歌手アダムを、誰が演じて(歌って)いたのか誰もしらないので、番組に出演して歌ってくれないかという依頼がありました。それで、2018年1月に打ち合わせすることになっています。
――では最後に、2017年、一番記憶になった出来事は?
さっきの北海道ですね。ナビの間違いのおかげで、きれいな星が見られたことです。急な展開だったから、よけい印象に残っています。それと、今年は本当にコンサートが多くて移動距離が長かったことですかね。あとは、日本のたくさんの先輩歌手と一緒に仕事ができたことも印象深くてうれしかったことです。
――2018年の目標は?
もっとコンサート回数を増やしたいです。
――これ以上、さらに、ですか? 体が足りないですよ。
いやいや、本当にそれがうれしいです。コンサートに来てくださるお客さんも増やしていきたいです。そのためにいろんな活動をしていきます。みなさん、よろしくお願いします。
ZERO(ゼロ)
1972年5月14日、ソウル生まれ。1998年サイバー歌手アダムとしてデビュー。韓国ドラマ「美しき日々」(2001年韓国SBS放送)の劇中に登場する覆面歌手ZEROの楽曲を歌ったことがきっかけで、日本でも話題となり2004年日本歌手デビュー。その後、コンサートを中心に日本で活動を続ける。
「夢のスター歌謡祭スペシャル~ZEROコンサート2017~」
BSフジ 1月19日(金)後5:00~6:55 放送
2017年に行われたZEROの全国ツアー「ZEROコンサート~更なる夢への挑戦~」のコンサートの模様をお届け。番組進行役は、同コンサートにゲスト出演している歌手の保科有里。韓国ドラマの主題歌を歌う歌手として有名なZEROが、「冬のソナタ」「美しき日々」「天国への階段」の主題歌などをはじめ、日本の有名曲もカバー。聴き応えのある歌と、楽しいMCが人気のコンサート。