Kis-My-Ft2として2011年にデビュー以降着実に活動の場を広げる北山宏光が、今夏上演の舞台「あんちゃん」でストレートプレイの初主演に挑む。初日公演直前の6月27日昼に東京グローブ座にて公開ゲネプロ・囲み取材が行われた。
本作は劇団「ONEOR8(ワンオアエイト)」公演をはじめ、様々な劇団やプロデュース公演の作・演出で作品を提供する田村孝裕が演出を手掛ける書き下ろし作品。持ち味のハートフルな作風を最大限に生かし、ひとりの青年とその家族の物語を紡ぐ。
葛藤する家族の心を描く本作について、北山は「家族を描くことで、人によっては心の柔らかい部分に刺さるものだと思う。自分の演じ方によってどんなふうに刺さっていくのか、見る人によっては本当に泣ける作品になるかもしれない。僕自身もやりながら刺さる部分があった」と語った。
北山は共演者からも“みっくん”の愛称で親しまれ、荻野目慶子からは「礼儀正しくて、ライブがあったりと忙しい中でお稽古をしていて情熱がすごい。それに、可愛いですよね」と絶賛。ベンガルからも「進化のスピードがすごい。舞台稽古が休みの日はみっくんの仕事の日。すごく仕事をしているのに、次の稽古場で会うときにはすごいスピードでさらに成長を見せてくれる。センスがよくて勘もいい」と称賛を受けた。
初日公演を迎えるにあたって、Kis-My-Ft2メンバーの宮田俊哉から「初日おめでとう」、「最近なにかいい舞台がないかなとネットで調べていたら『あんちゃん』が出てきたから送った」とメールが来たことを明かし、「違うことを調べてたのかよ! でもまあメールもらってうれしいですよ」と笑顔でつっこんだ。
作中では2017年現在から24年前の回想シーンが交互に展開。各出演者はそれぞれの時をくるくると交差しながら演じており、北山、田畑智子、広澤草の小学生時代の演技にも注目したい。
左 田畑智子、右 荻野目慶子
左 荻野目慶子、右 菅原永二
左 田畑智子、右 広澤草
「あんちゃん」
作・演出:田村孝裕
出演:北山宏光 荻野目慶子 田畑智子 菅原永二 広澤草 ベンガル
東京公演:東京グローブ座 6/27~7/23【全29回】
大阪公演:森ノ宮ピロティホール 8/5~8/8【全5回】