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福原充則&安田章大コンビの第3弾『閃光ばなし』今秋上演!ヒロインは黒木華

関ジャニ∞の安田章大主演舞台『閃光ばなし』が9月に京都、10月に東京にて上演される。

2017年『俺節』、19年『忘れてもらえないの歌』で昭和の時代を生き抜く人々の姿を描いてきた劇作家&演出家・福原充則と安田の最強タッグによる第3弾となる最新作『閃光ばなし』。模索しながら作り上げた1作目、挑戦を交えた2作目、これまでに築き上げたものをさらに開花させるべく3作目で挑むのは、兄妹を襲うさまざまな「分断」と「バイク」の物語。ここに、昭和三部作がついに完結した。

なお、ヒロインには福原組初出演となる黒木華が決定した。

時代は昭和。終戦から18 年がたった高度成長時代。父親から受け継いだ小さな自転車屋を営む佐竹是政(安田)は、自分たちの暮らす街を分断する巨大な用水路の存在に悩まされていた。無鉄砲な妹・政子(黒木)と共に後先考えずに権力に立ち向かっていく兄妹の姿はドロくさくて強引で悪知恵が働き、とてもヒーローとは言い難いが、実に痛快で清々しい。社会における悪を題材にしながらも、簡単に正義感を安売りしない福原作品には、笑い、涙、怒り、そして胸をかきむしるような不条理が存在し、どうしようもない人間の喜怒哀楽が入り混じる…。

昭和を舞台に人間の欲望が良いようにも悪いようにもはびこる時代を、エンターテインメントとして表現する福原渾身の書き下ろし&演出の舞台。今作が初共演となる安田と黒木は、どのような化学変化を見せてくれるのか。単なる兄妹愛では語れない、熱い時代を必死に生き抜く1人の男と1人の女と、2人を取り巻くくせ者ぞろいの市井の人々の思惑が交差しては衝突する!

共演は片桐仁、桑原裕子、安藤聖、小林けんいち、みのすけ、佐藤B作 ほか。

[安田章大コメント]

きれいごとや建前ばかりの世にあって、福原さんの描く世界にはうそくささがない。だからこそ毎回、そばにいて刺激し合いながら、福原さんの中に芽生えたメッセージをお客さんの心にも宿らせたいという思いをかき立てられるのだと思います。今回の舞台について話す中で、福原さんには「ヤスには、何か重たいものを背負わせたいんだよね」と言われました。「昭和」という、色がごちゃ混ぜの、欲にまみれた時代を真っすぐに生きる主人公を演じることで、何か皆さんの心に刺さるものがあるといいなと思います。僕自身、うそで固められた時間と時代をただやり過ごすより、「こいつ、痛いな」と思われてもいいからばか正直に生きたい、ただの人、動物のようにありたいと願っていますから。今回ご一緒する黒木華さんには、静かな燃える闘志を感じます。一瞬で火をつけることもできれば、消すこともできる、赤い炎をともすこともできれば、青い炎をともすこともできる。そんな彼女となら、芝居の中で面白く暴れられるんじゃないかなとワクワクしています。

[黒木華コメント]

舞台は映像作品と違って編集がない分、役者の自由度が高く、その日その時によってお客さんも巻き込んで変化していくので、その面白みは初舞台からずっと変わらず、今も私の中に在り続けています。今回の舞台も、今までやったことがないタイプの役ができるのではないかとワクワクしています。ビジュアル撮影でお会いした安田さんは「なんでもどんと来い」といった印象で、(まだ台本はありませんが)この兄妹の関係がどんなふうに描かれるとしても信頼を持って演じられそうな気がします。私は「昭和っぽい」と言われることが多いので、昭和とは?と苦手意識もありますが、稽古を通じて、単に懐古するというだけではなく、今、その時代の物語をやる大きな理由を見つけ、大事に演じていきたいと思っています。

公演は9月26日(月)~10月2日(日)まで京都・ロームシアター京都、10月8日(土)~30日(日)まで東京・東京建物Brillia HALLにて。

 

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