テレビ東京の水曜深夜に新たなドラマ枠「水ドラ25」が誕生！　第１弾は矢作穂香主演の｢おしゃ家ソムリエおしゃ子！｣を放送する。理想の男性ではなく“おしゃ家”(おしゃれな家)を求める(!?)個性的なヒロイン・おしゃ子への思いや作品の見どころを語ってもらった。

――今作で演じているおしゃ子の好きなところは？

とにかく“おしゃ家”(おしゃれな家)に対して誰よりも愛が強いところ。子どもの頃からおしゃれに関する英才教育を受けてきたということがあるかもしれないですけど、それをしっかりと身に付けて自分の信念を持って生きている姿はとてもすてきです。インテリアについての専門的な知識も豊富ですし、何かに長けているってすごいなと思いました。

――おしゃ子と自分の共通点は？

表情が豊かなところは似ているかもしれません。こんな表情をテレビで見せるのは初めてと言ってもいいぐらいお芝居の中でいろんな顔をしています。撮影現場でどんどんヒートアップしていくというか、共演者の方の演技に刺激を受けて常に化学反応を起こしているような感じ。演じていてとても楽しいです。ぜひ、おしゃ子の表情に注目してください！

――キャラが濃いおしゃ子の役作りで工夫した点は？

今まで演じてきた役は、何かしら自分に近いものがあったんです。高校生の役だったら、自分の高校時代の経験を引っ張ってきたりしたんですけど、おしゃ子に関しては表情が豊かだということ以外、共通点があまりありません(笑)。性格も全然似ていないんです。なので、まず最初に建築の歴史を勉強しました。本を読んでアンティークのインテリアのことをいろいろ知ることができて参考になることが多かったです。

――演じる上で心掛けていることは？

おしゃ子は自分が思ったことをズバズバ言うので、セリフの言い回しなどを監督と相談しました。やっぱり、男女問わず幅広い世代の方たちに見ていただきたいので嫌味な感じに映らないよう気を付けながら演じています。

――劇中では、おしゃ子のツッコミも見どころの１つ。

おしゃ子は実際の私と違って結構鋭くツッコミをするんです。まぁ、毎回登場する男性が突っ込まれるような家に住んでいるんですけどね(笑)。あのおしゃ子の強烈なツッコミをどうやって再現したらいいのか。漫才を見て研究をしました。それが生かされているかどうかは不安ですけど、おしゃ子らしさは出ているのかなと思っています。視聴者の方にも「えぇ～」とか「それはないよ」とか、ツッコミながら見ていただきたいです。

――おしゃ子の親友・金荷(きんに)くすき(富田望生)と、おしゃ子の良き相談相手・館壱(たちいち)めう江(MEGUMI)も個性的なキャラクターですね？

おしゃ子とくすきは好きな男性の趣味も含めて全く違うタイプ。ちょっと犬猿の仲のような感じがしますけど、お互いに切磋琢磨（せっさくたま）して自分の夢を競い合ったりするいい関係です。めう江さんはナゾだらけの女性。おしゃ子にとっては憧れの存在です。二人といる時のおしゃ子は、いつもよりリラックスしているので素の部分が垣間見られると思います。

――市原隼人さん演じる隠戸も気になります。

隠戸は、おしゃ子のボディーガード。とても謎めいたキャラクターです。おしゃ子がなぜ25歳の誕生日を迎えるまでに「おしゃ家」に住む男性を見つけなければいけないのか。その“秘密”に隠戸が関係しているのかどうかも楽しみにしていただけたらと思います。

――ちなみに友達の家に行った時、最初に目が行くところは？

キッチンです。どれだけきれいか。そして、使いやすいかどうか。IHかガスコンロなのかも気になります。

――IHとガスコンロだったら、どっち派ですか？

最初はIH派だったんです。ただ、火力の調整が難しいことに気付いて。卵焼きを作る時にちょうどいい火加減にならないんです。ガスコンロの方が微妙な火力の調節ができそうな気がします。

――キッチン以外に気になるところは？

お風呂ですね。大きさや形もですし、追い焚き機能があるかどうかもポイントです。

――では、最後にメッセージをお願いします！

おしゃ子をはじめ、強烈なキャラクターがたくさん登場するのでそれぞれの個性を楽しんでいただきたいです。家のことについてもいろいろ勉強できると思います。このドラマを見て思いっきり笑っていただけたらうれしいです。よろしくお願いします！

やはぎ・ほのか

1997年３月７日生まれ、千葉県出身。最近の主な出演作に、ドラマ「ボイス110緊急指令室｣(日本テレビ系)、｢ねぇ先生、知らないの？｣｢ピーナッツバターサンドウィッチ｣(共にMBSほか)､映画『いなくなれ、群青』など。

©「おしゃ家ソムリエおしゃ子！」製作委員会