片山ユキヲの同名漫画を映像化。お風呂中心のライフスタイルを貫く女性の物語が展開される。工夫を凝らした入浴法やお風呂上がりのおつまみレシピなど、バスタイムが楽しくなるお得な情報も満載。今回は、ヒロインの生実野(おゆみの)早夜子を演じる桜井日奈子のインタビューをお届け! 入浴シーンの裏話やお風呂へのこだわりなどを語ってもらった。
――早夜子はどんなキャラクターですか?
とにかくお風呂が大好きで、とことんのめり込んで行く感じがすごいなと。たまに行き過ぎてしまうこともあるんですけど(笑)、それがシュールに見えたり、かわいらしく見えたりするところが魅力的だなと思います。でも、お風呂のこと以外は結構シンプル。人間関係もさっぱりしていて多くのことを背負い過ぎない、とても潔い女性です。
――演じる上で心掛けている点や大切にしているところは?
早夜子が真剣にお風呂と向き合っているところは大切に演じたいなと思っています。早夜子は掃除をする時もただきれいにするということだけではなく、汚れを“倒す”ようなイメージ。私も戦いに出る武士のような気持ちで撮影に臨んでいます。それと、早夜子にとってのお風呂は時に愛する人だったり、時に家族のように支えてくれる存在。そういう彼女の思いを大事にしていきたいです。
――毎回入浴シーンが登場しますけれど、撮影で苦労したことは?
お風呂のシーンは一日にまとめて撮ることが多いんです。朝から夜まで何度も入ったり出たり。もう暑いのか寒いのか分からなくなってきて。体温調節がすごく難しいです。汗をかくとメークも崩れてしまうので大変ですけど、いろんな方向から撮影しているので面白いシーンになっていると思います。
――劇中では、お風呂タイムが楽しくなりそうなアイデアがたくさん出てきますが、個人的に気になったものはありますか?
1話で早夜子が重曹とクエン酸を使って「バスボム」を作るんですけど、私も挑戦しました。材料はスーパーや100円ショップで手に入りますし、作り方も簡単。皆さんも、ぜひ試してみてください。
――“桜井流”のお風呂タイムのこだわりは?
フォークのような形をした頭皮マッサージのグッズは必須アイテム。シャンプーをする時だけではなくて、髪を乾かす時にも使えるから便利なんです。あとは美容オイル。身体を洗った後に塗って入浴すると保湿効果が高くなるし、マッサージがやりやすくなるからオススメです!
――入浴時間は長いタイプですか?
夜は1時間以上入っています。肌のケアなどをしていると、どうしても長くなります。スマホを持ち込んで動画を見たり、音楽をかけて歌ったりすることも。お風呂の中だと自分の歌声がきれいに聞こえるからとても気持ちが良いです。
――予算などを度外視して作れるとしたらどんなお風呂がいいですか?
体を大の字にしても余るぐらいの広い浴槽を作りたい! 水の勢いが激しいジェットバス付きがいいですね。壁には自分で富士山の絵を描きたいです。
――ちなみに、桜井さんは“○○がーる!”ですか?
実は私も「ふろがーる!」なんですよ。だから、今回の作品との出会いには運命を感じています。あとは体を動かすことが好きなので「スポーツがーる!」。運動した後のお風呂は最高です。
――1日の中で一番リラックスできる時間は?
これもやっぱりお風呂ですけど、ストレッチをしている時間も大切。お風呂上がりにゆっくり時間をかけてストレッチができたら、今日はいい1日だったなと思います。
――では、最後にメッセージをお願いします。
ちょっとした工夫でお風呂の時間が楽しくなるお得な情報が満載です。きっとまねをしたくなると思います。究極のお風呂を追い求める早夜子の物語を、ぜひ見てください!
さくらい・ひなこ
1997年4月2日生まれ、岡山県出身。最近の主な出演作に、ドラマ「ヤヌスの鏡」(フジテレビ)、映画『殺さない彼と死なない彼女』(共に主
演作)、映画『任侠学園』など。
ドラマパラビ「ふろがーる!」
テレビ東京ほか
7月15日スタート 毎週水曜 深0:58~1:28
動画配信サービス「Paravi」で7月15日(水) 後9:00~ 毎話独占先行配信
©片山ユキヲ・小学館/「ふろがーる!」製作委員会
文◎小池貴之