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映画『静かなるドン2』本宮泰風&伊藤健太郎インタビュー

――本宮さんは一緒のシーンが多かったですよね。
本宮 根掘り葉掘り、生まれてから今までのことを全部聞きましたよ(笑)。ふわふわした印象を受ける子だけど、話してみると芯をしっかり持っているなって思いましたね。ただ、柔太朗はすぐ寝ちゃうんですよ。
伊藤 寒いから?
本宮 冬眠じゃねぇんだから(笑)。ほら、M!LKとしての活動があるから、「今日この後は、M!LKで生放送に出演します」みたいな日もあって。すごく忙しくて、本当に寝る時間もなくいろいろやってたと思うんですよ。そういう姿も見ているから、みんなギリギリまで静かに寝かせてあげようと思っていたんです。僕はベンチコートをかけてあげたりしましたね。彼は風邪をひきやすいんで(笑)。

――期待の若手も仲間入りし、新鮮組に新たな風が吹きましたね。
本宮 それこそ静也が変化していったように、彼が立派な極道となっていく姿をしっかりと描いていきたいし、変化を楽しめる役どころの1人として、シーズンが続いていくならば、そういうところも出していければいいなと思っています。

――そして本作のキーパーソンである、謎の殺し屋Mr.J役を務める山口祥行さん。それぞれ山口さんとのアクションシーンがありますが、対決してみていかがでしたか?
伊藤 たくさん勉強させていただきました。山口さんが出られている作品も見てきましたし、静也としては、昼の静也であそこまでのアクションはしてこなかったのもあってすごく新鮮な気持ちで臨むシーンとなりました。リュックを背負いながらのアクションシーンがあり、細かい動きを一つひとつ一緒に話し合いながら作り上げていったところもあって。刺激をたくさんもらいました。山口さんとは今回が初めましてでしたが、本当に優しい方で。自分が落ち込んでいたらハグしてくれたりして。すごく愛のある方だなって思いました。
本宮 そういう人ですよ、山口さんは。

――本宮さんは山口さんとのアクションシーンは何度も経験があると思いますが、本作ではどんなやり取りが?
伊藤 アクションシーンを2人で作ってましたよね?
本宮 たまたま撮影現場の壁に寄りかかってみたら硬かったんで「ヤマ、ちょっと壁走ろうか?」って。
伊藤 俺が別のシーンの段取りしてる間、ずっと泰風さんが壁を叩いていたんですよ。一体何の確認をしてるんだろうなと思っていたら「壁走ろっか」と山口さんに話していて、「え、走るの!?」って(笑)。長いことやられているお二人だから、阿吽の呼吸で「はい、OK」って、ダダダダ!って壁走ってて。

――いけるよね、という感じですか?
本宮 そうそう。
伊藤 2人のアクションシーンの撮影は、あっという間に終わってましたね。
本宮 確かに早かったね(笑)。普通なら結構かかるだろうなと思うシーンなのにね。あと俺は、柔太朗が一発でやられちゃうシーンが好き。オタクだから喧嘩は強くなくていいんだけどさ(笑)。
伊藤 泰風さん、柔太朗に銃突きつけたりもしてましたよね?(笑)
本宮 撮影時に銃を渡されて、「車の中でも銃持ってるの?」って思ったけど、持ってるんだったらそりゃ…やっちゃうよね(笑)。
伊藤 2人の面白いシーンがいっぱいあって、個人的にも大好きでしたね。

――組のメンバーとのシーンは和気あいあいとしていることが多くていいですよね。
本宮 みんな本番ギリギリまで馬鹿な話してるんで。
伊藤 坪倉さんと三宅さんが、静也の車の前でずっとレンタカー屋さんごっこをやってましたよね。
本宮 あ〜やってた!(笑)
伊藤 レンタカーって借りると傷の点検するじゃないですか? そのコントをずーっとやってるんですよ(笑)。
本宮 「その傷って…?」「それは前からあった傷です!」みたいなね(笑)。でもそういうのが彼らの瞬発力や面白い芝居に繋がっていて、ここでウォーミングアップしてるのかなって思いながら見守っていました(笑)。

――また、猪首がどんな攻撃を受けても平気なことが描かれるシーンには毎度笑ってしまいます。
本宮 あれはもう、ファンタジーなんで(笑)。
伊藤 あれ面白いっすよね〜! 前作でもブスブス背中刺されてるのに、普通に殴り返してますからね(笑)。

――そんな最強の猪首が側近として静也の隣にいることが安心感ありますよね。
伊藤 安心感すごいです! 鳴戸だってハンマーで頭をボコボコに殴られても平気だから(笑)。「あー痛って!」とか言って。
本宮 「痛ぇ」じゃねぇだろうって(笑)。
伊藤 お二方が風神雷神みたいな感じで側にいてくださるからこそ、静也がやりたいことをやれたり、危険なところにも突っ込んでいけるというのがいいですよね。

――でもタガが外れると、その二人すら手に負えないのが静也。その最強感を出すためにはアクションシーンがより大変だったのでは?
伊藤 アクションは前作より特にパワーアップしてなきゃいけない部分だったので、そういう意味でも山口さんとご一緒できたことが自分にとってはすごく大きかったかなと思います。

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