東京・サンシャイン劇場にて6月に上演される舞台『Change the World』(6月8日~16日)の取材会が5月7日に行われ、キャストの松岡充、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、剛力彩芽、原作者の秦建日子が参加した。
舞台デビュー20年目の節目に主演を務める松岡は、「今年で53歳になるんですけれども、20代や30代の頃みたいに『なんでもかんでもチャレンジしてやるぞ』みたいな気持ちはもうとっくに失せていまして。自分の人生の終着点というものも考え出していて、今回この作品に参加する上で、『これが松岡充の代表作』と言えなければ、僕の人生にあまり意味がない。すごく気合いが入っております」と話した。
本作は、『サイレント・トーキョー』のタイトルで映画化もされた『And so this is Xmas』の続編で、三部作構成の二作目。とある大事件が起きた『And so this is Xmas』で描かれた世界から二年後の東京。すでに二年前の大惨事を忘れたかのような日々を送る人々と、それに怒りをもおぼえる二年前の事件の担当刑事たちが、新たな事件に巻き込まれる様を描く。
事件から二年後、新たな相棒と共に不可解な事件の連鎖に巻き込まれていく主人公のベテラン刑事を演じるのが松岡。さらに辰巳、剛力ほか総勢27名が出演し、誰にでも起こりうる社会派ミステリ作品を創り上げる。
辰巳は、2008年に秦氏が立ち上げた「秦組」の旗揚げ公演『Pain』を観劇して感動。「そのときからずっと『いつか絶対出たい、秦組に参加したい』という強い気持ちがあった。参加が決まったとき、長年掲げてきた目標を達成できた気がしました。僕自身がお芝居の中ですごく大切にしている『演じるのではなく、その役として生きる』を突き詰めたい」と話した。