京本大我(SixTONES)主演
ミシェル・グランの珠玉名曲に乗せて贈る
恋の終わりの物語―
「シェルブールの雨傘」は、1964年に公開されたジャック・ドゥミ監督の映画。アルジェリア戦争を時代背景とした同作では、映画「ロシュフォールの恋人たち」で知られるミシェル・ルグランの音楽に乗せ、ギイとジュヌヴィエーヴの恋とその終わりが描かれる。
「シェルブーの雨傘」は1964 年に公開されたジャック・ドゥミ監督の映画で、台詞も含めた全編が音楽のみで構成され、その表現と作品性が高く評価されて、第17回カンヌ国際映でパルムドールを受賞した。アルジェリア戦争を時代背景にギイとジュヌヴィエーヴという将来を誓い合った若い2人の恋を描いた本作は、戦争により引き裂かれた恋が終わりへ向かう姿を、「ロシュフォールの恋人たち」や「華麗なる賭け」などの名曲を生み出した映画音楽界の巨匠ミシェル・ルグランが紡ぐ美しい旋律に乗せ描く。
戦争に翻弄され、若ゆえに互いへの想いを守り続けることができなかった2人の生き様は、世界中の観客心を揺さぶり、公開からおよそ60年経った今もなお愛される不朽の名作。1983年に日本で舞台化され、これまで様々なキャストで再演を重ねてきたが、この度新たなキャストと演出により約10年ぶりの上演が決定した。
主演は、ドラマ、映画、音楽など舞台のみならず幅広い分野でも多彩な才能をみせ、近年ではその卓越した演技と歌唱力で、『ニュージーズ』や『エリザベート』といったミュージカルの大作に次々と抜擢されている京本大我(SixTONES)が務める。2022年には音楽も担当したミュージカル『流星の音色』で、主演として確かな実力を発揮し高い評価を得た。
共演は、宝塚歌劇団トップ娘役として活躍し、この公演が退団後初めてのミュージカル出演となる朝月希和、『ショウ・マスト・ゴー・オン』『博士の愛した数式』など話題の舞台に出演し進境著しい井上小百合、『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』『歌うシャイロック』など様々な舞台で活躍する渡部豪太、女優・シンガーとしての活動をはじめ、『エリザベート』『ハウ・トゥー・サクシード』『ジェーン・エア』など舞台での活躍も光る春野寿美礼。演出には元宝塚歌劇団演出部で、現在はミュージカルや音楽劇、レビュー、コンサートなど幅広いジャンルで演出を手掛ける荻田浩一を迎え、ジャック・ドゥミとミシェル・グランが紡ぐ甘く切ない世界に誘う。
<京本大我(SixTONES)コメント>
この度は『シェルブールの雨傘』に出演できること、大変光栄に思います。
作品を拝見し、フランスらしさの詰まった色彩感覚、そしてミシェル・ルグラン氏による楽曲の上品さに非常に感銘を受けました。大作への出演にプレッシャーも感じますが、この作品を令和の時代に上演する意味、そして僕が務めさせていただく意義を、稽古期間を通してよく考え、皆様に自信を持ってお届けすることをお約束します!
また、音楽でストーリーを紡いでいく形になると思うので、役を通して歌唱表現の幅も更に広げていきたいと思います。
是非、劇場でお待ちしております。
<公演情報>
『シェルブールの雨傘』
11月4日(土)~26日(日)新橋演舞場
12月3日(日)~10日(日)大阪松竹座
12月14日(木)~16日(土)広島文化学園HBGホール
【脚本】ジャック・ドゥミ
【音楽】ミシェル・ルグラン
【演出・上演台本・訳詞】荻田浩一
【出演】
ギイ・・・・・・・・京本大我
ジュヌヴィエーヴ・・朝月希和
マドレーヌ・・・・・井上小百合
カサール・・・・・・渡部豪太
エムリ夫人・・・・・春野寿美礼